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2013年10月26日土曜日

「つけ麺 坊主」の魅力 総集編


今回は「つけ麺 坊主」訪問の最終回スペシャルとして、このお店の魅力について私なりに語ってみたい。


■ 「つけ麺 坊主」の魅力あれこれ

水戸のラーメン店「つけ麺 坊主」ののれんを初めてくぐったのは、たしか2010年の夏だった。もともと激辛が大好きだったので、辛いという評判を聴きつけて早速足を運んでみたのだった。
とりあえず「つけめん」を頼んだ。これがものすごく辛かった。ひいひい言いながらなんとか麺だけは完食。しかしつけ汁は、スープ割りしてもほんの一口しか飲めなかった。

それでも、たちまち私はこの店のとりこになったのだ。多いときは週3回くらい通った。その頃、開店1周年の記念ということで、店の名前入りの赤い(唐辛子の色だ)タオルをもらったのを覚えている(今は期間限定の「極辛麻婆らーめん」を完食するともらえるあのタオルだ)。

通っているうちに辛さにも慣れて、「つけめん」ならつけ汁まですいすいと平気で完食できるようになった。近頃は辛さが物足りなくて「つけめん」を頼むことはない。
最初の頃は美味しいお店だからと、何回かラーメン好きの知人を連れて行ったものだ。しかし辛さのために一人も完食できた人はいなかった。以来、他人を誘って行くのはやめにしている。

このお店の魅力はもちろんその味だ。辛いだけでなくて、ちゃんと美味しい。というより辛さと旨さが一体になっている。だから、このお店の味から辛さを抜いたら美味しいのだろうかとも思う。

それとこのお店のもうひとつの魅力は、御主人の几帳面な人柄だ。カウンターの中の厨房で調理をしているのだが、動きがとにかくきびきびしている。麺を鍋から上げてテボで湯切りしているときなど誠心誠意やっているのが伝わってくる。
その他、器や道具の洗い方から、店内の掃除までこの姿勢が一貫していて見ているだけでじつに気持がいい。カウンターに座りながら頼んだものができるのを待つ間、御主人の動きを見ているのが、ちょっとした楽しみでもある。

それからこれも魅力のひとつと言えると思うのだが、それは満腹になれることだ。このお店は全メニューで麺の大盛が無料。大盛だと、麺は茹で上がりの状態で450グラム。生麺換算だと約300グラムになると思う。生麺の1食分は150グラムがふつうだから、けっこうな量だ。
それからご飯(ここでは「白めし」と呼んでいる)が100円というのも安い。しかもこれも大盛無料なのだ。私はラーメンを食べるときは、つねにご飯も一緒に頼むので、これは本当にうれしい。
辛くて美味しいものを無我夢中で食べ、満腹になれる。何ともぜいたくで幸せなひと時をこの店は味あわせてくれるのだ。


■ 「坊主」における私の流儀と楽しみ

坊主での私の定番は「特製らーめん」だ。この美味しさをとことん味わうために、私はいつも次のような食べ方をしている。

<第一の段階>  まずレンゲてスープをすくって飲む。今日のスープの出来はどんな具合かじっくり吟味する。脂の量、甘さ、旨み、味噌のこく、塩気の塩梅等々を味わう。日によって微妙に違う。しかしまあ結局のところ、いつも美味しいことに変わりはない。
「判定」が済んだら、今度は心おきなくくレンゲですくって飲む。何度も何度もひたすらレンゲを口に運ぶ。この間、具材や麺にはいっさい手を触れない。ただときどき合い間に、ご飯を食べて口直しをする。こうして食べるご飯がまたこの上なく美味しい。
このあたりで、すでに鼻水が出始める。

<第二の段階> ひと心地ついたところで、今度はは麺に取り掛かる。
どんぶりの中央に盛り上がっているモヤシと豚肉の山を崩して平らにならし、さらに周囲に寄せてどんぶり中央にスープの池を作る。そしてそこから箸を入れ、隠れている麺を軽く揺すってほぐし、それから少しずつ麺をすくい上げる。
スープに浸っていた麺は口に入れると熱い。その熱さで口の中が辛い。刺されるように痛辛い。それでも麺の歯応えを楽しむ。モチモチして旨い。しかし、口の中は火事場状態なので、のんびりはしていられない。これがいいのだ。そしてひたすら麺だけを食べる。モヤシや豚肉はよけて、麺だけを食べ続ける。

鼻水に加えて、顔面や頭の全体から汗が噴き出してくる。忙しくティッシュで鼻をかみ、ハンカチで汗を拭いながら食べ続ける。いつの間にか食べることに没入して無我夢中になっている。無我の境地だ。これが激辛の醍醐味なのである。

<第三の段階> そうやって麺が減ってきたら、そこでようやく具材と麺を一緒にからめて食べ始める。麺に比べて具材の比率がかなり多いから、具材の歯応えと旨さをぜいたくに堪能できるのだ。相変わらず口の中は火事場状態だが、その中で味わうモヤシのシャキシャキの食感や豚肉の旨さはまた格別だ。
そうこうするうちに麺と具材を完食して、無我の境地から醒めることになる。

<第四の段階> そしてここからは、<第一の段階>以来手をつけていなかったご飯と残ったスープを交互に口に入れながら楽しむことになる。そして完食。当然満腹になっている。

食べ終えても鼻水と汗はすぐにはおさまらない。それがおさまるまで、コップの水を飲み鼻をかみながら辛さの余韻を味わう。何んとも言えない至福の時間だ。ああ今日もおいしかった。


■ 「坊主」のメニュー紹介(「激辛」以上)

「つけ麺 坊主」のメニューのうち、「激辛」以上のものは以下のとおりだ。上から辛い順になっている。カッコ内の辛さの表示は、店内のメニューに記載のもの。

・極辛麻婆つけめん (超極辛、2月・8月限定)
・極辛麻婆らーめん (超極辛、2月・8月限定)
・特製麻婆つけめん (極辛)
・特製麻婆らーめん (極辛)
・特製つけめん (超激辛)
・特製らーめん (超激辛)
・麻婆辣麺 (激辛)
・つけめん (激辛)
  *
・麻婆めし(激辛)

辛さのランクが「激辛」→「超激辛」→「極辛」→「超極辛」と上がっていくわけだ。そしてそれぞれの辛さで、つけめんとらーめんが対になっている。ただし、ちょっとややこしいのは「激辛」で、「つけめん」と対になるのは「麻婆辣麺」。名前的には「らーめん」のはずなのだが、どういうわけか「らーめん」は「やや辛」なのだった。

店内に辛さランキングが表示してある。それによると、同じ辛さであれば、らーめんよりつけめんの方が辛いことになっている。たしかに、らーめんのスープよりつけめんのつけ汁の方が、中身は同じでも濃いわけだから、成分的には辛いにちがいない。しかし、つけめんは冷たい麺に絡めて汁の温度が下がるのに対し、らーめんの方は全体が熱々の状態で食べるので、体感的にはらーめんのほうがずっと辛いと感じると思う。

それから辛さがアップしていくにつれて具材が若干違っている。一番大きな違いは、超激辛メニューにだけ、他には入っている麻婆豆腐が入っていないことだ。そのかわり具材のモヤシと豚肉は他よりもたくさん入っている。私はこの具材が多い点がうれしくてもっぱら「特製らーめん」を食べている。

季節限定の「極辛麻婆つけめん」と「極辛麻婆らーめん」は、辛さも具材の豊富さもそして値段も、このお店の最高峰のメニューだ。具材はレギュラーのモヤシと豚肉に加えて、ニラ、メンマ、ユズなどが入る。トッピングには、麻婆豆腐に刻みネギと赤い粉末(唐辛子+だし粉?)がかかり、さらに海苔が添えられている。このお店の美味しいものが総終結した感じだ。これで値段は1080円也。安いのでは?
そして辛さがすごい。スープの色が見た目からして違う。限りなく深い赤。そして限りなく奥深い辛さだ。極辛以下のメニューにカウンターに用意してある唐辛子を入れても、こんな辛さにはならない。
食べていると、忘我の境地になる。絶え間なく鼻水と汗が噴き出して、食べ終えた後には体の中がすっきりと浄化されたような気分になる。この爽快感が味わいたくて、2月と8月には何回もお店に足を運ぶことになる。ただし、このメニューだけは、激辛好きの私でも、食べた後かなり胃にこたえるのもたしかだ。

ちなみにこのお店の人気の第一位のメニューは「坊主つけめん」(ちょい辛)なのだそうだ。


■ 「坊主」のトッピング・メニュー紹介

「つけ麺 坊主」にはさまざまなトッピング・メニューがある。中にはこのお店ならではのユニークなものも。一応全部頼んでみたので、コメントを添えながら紹介しよう。

・ 「ネギ」 (100円)
刻みネギがラーメンとは別の器にたっぷりと出てくる。これで100円は安い。個性の強いスープの絶妙のアクセントになる。いちばんのお奨め。

・ 「バター」 (100円)
一辺が2センチ以上はありそうな立派なサイコロ型。麺に絡めて食べると、濃厚な風味が広がって、ぜいたくで幸せな気分になれる。辛さもマイルドに。

・ 「コーン」 (100円)
スープに甘さとコクを付け加えるし、その歯応えがいいアクセント。麺の後に残ったスープが、コーンのおかげで「御馳走感」アップ。最後の最後まで楽しめる。

・ 「味付玉子」 (100円)
ここの味玉は、つけておく調味液も激辛。半分にカットせずに丸のまま麺に乗ってくる。黄身はかなりユルめ。箸で割ると中身がどろり。これを麺と絡めると美味しい。

・ 「生玉子」 (50円)
50円はお得な感じ。割ってないものが小鉢に入って出てくる。これをいつラーメンに割り入れるか、そしていつくずすのか…。楽しく悩みたい。辛さがマイルドに。

・ 「納豆」 (50円)
水戸ならではのトッピング。これも50円でお得。一緒に刻みネギと辛子とタレが付く。ラーメンに入れると意外な美味しさ。クセのある味がスープに奥行きを与える。

・ 「のり」 100円
海苔は3枚。枚数的には、ちょっと物足りない。でも上物らしくスープの味に負けない風味がある。私はスープをたっぷり吸わせてご飯に乗せて食べるのが好き。

・ 「白めし」 (100円)
ついでに紹介。普通のご飯のこと。普通盛でもけっこうな量だが、さらに無料で大盛にも。これで100円はすごく安い。ラーメンの合い間に口直しに食べている。

以上だけど、これらを単品だけでなく、組み合わせても面白そうだ。たとえば「生玉子」と「納豆」とか、「ネギ」と「納豆」なんて、意外な美味しさが楽しめそう。


以上で私の「つけ麺 坊主」訪問の連載は終了です。御愛読ありがとうございました。


2013年10月21日月曜日

「つけ麺 坊主」訪問 最後の「特製らーめん」


「つけ麺 坊主」訪問は、今回で実食レポートを終了。次回のまとめ記事で最終回となります。御愛読ありがとうございました。詳しいことは文末に。

10月中旬のある日、久しぶりに水戸に出かけて「つけ麺 坊主」を訪問。
8月の「極辛」限定月間には、4回ほど通ったのだけれど、その後は9月の末に1回、そしてその次が今回。すっかり月イチのペースになってしまった。

前回の9月のときは、土曜日のせいか開店後10分くらいに入ったらもうほぼ満席状態。すごい人気ぶりにあらためてビックリ。そしてさらに驚いたのは、厨房の中に御主人も含めて3人もスタッフがいたこと。失礼ながらここの厨房はかなり狭い。そこに3人の方が立ち働いていると、かなり窮屈そうだ。
でも、こういう体制で対応しないとさばききれないくらいはやっているということなのだろうな。めでたいことだ。

このときは「特製らーめん」を食べるつもりだったのだが、券売機の調子がよくなかったのか、「特製らーめん」のボタンを押しても反応がない。ふつうならスタッフに声をかけるところだけど、忙しそうなので気がひけた。それでやむなく同じ値段の「特製つけめん」に。
ひとつだけ空いていた席になんとか座ってほっとしたけど、いつになくぎゅうぎゅうな感じ。多少長めに待って無事「特製つけめん」到着。
その間にも後客が次々にやって来て、お店の外に並んでいる。私のすぐあとに来たのは、なんと6人連れのグループ。そのグループを一緒に並んで座らせるために、食べてる最中に席を移動しなければならなくなったりで、何となく集中できない。どうせヒマなんだから、やっぱり平日に来るに限るなあ、と思った次第。
「特製つけめん」はもちろん美味しかった。

さてそういうわけで今回は平日に訪問。11時5分入店。先客はなし。本日のいちばん客だ。気持いい。そして、今日こそは「特製らーめん」のボタンをプッシュ。そして、「白めし」&「ビール」も。これで、私の定番黄金トリオ完成だ。
カウンターの一番奥に座る。厨房には、御主人とスタッフがひとり。スタッフの方に、麺とめしは普通盛りでと食券を渡す。厨房二人体制で固定化したようだ。商売発展でめでたい。

ビールを飲みながら店内を見回してみる。厨房の中の人が増えただけで、あとは何も変わっていない。落ち着くなあ。わくわくしながら待つ。例によって麺が3分で茹で上がり、あっという間に(何しろいちばん客なもんで)「特製らーめん」登場だ。まだビールを飲み終わっていない。

「特製らーめん」はすごく久しぶり。8月はずっと極辛麻婆ばかり食べていたので、3ヶ月ぶりの御対面だ。
しかし相変わらずの立派なお姿。どんぶりの中央にモヤシと豚バラの山が盛り上がっている。その上に散らされた白い刻みネギがいい感じだ。さっそくその山の周囲の赤い赤いスープをレンゲですくって口に運ぶ。熱い。今日は脂が多めでマイルド感強し。それに味噌の風味とコクが強いが、塩気はそれほどでもなくてグッドだ。辛さは私には今ひとつ。

スープをすくって飲む。何回も飲む。ひたすら味わい続ける。ときどき口直しにご飯を食べるのだが、これがまた旨い。こんなに美味しいご飯の食べ方って他にあるだろうか。
このあたりで、もう鼻水が出始める。以後ひんぱんにティッシュでかみ続けることになる。
思わず夢中になって飲んでいたら、スープがだいぶ減ってきた。そこで、ここから第2段階にはいる。具材の山を崩して平らにならし、さらにどんぶり中央にスープの池を作って、そこから底の方の麺をほぐしながら引き出すのだ。
どうやらスープを先に飲み過ぎてしまったようだ。汁気が少ないので、麺がさばきにくくなってしまった。それでも何とか麺を引っ張り出して食べる。熱い。熱さで口の中の辛さが暴れる。これがたまらない。もちもちした歯応えがいい。熱くて辛くてもちもち。心の中でひーひー言いながら今度は麺だけを食べる。モヤシと豚バラはよけて麺だけ味わうのだ。
途中でカウンター上に置いてある唐辛子をひとすくい投入。汁気が少ないので、ちょっともそもそした食感になってしまう。顔に少し汗が出はじめ時々ハンカチで拭う。

こうやって麺を半分くらいまで食べたところで、今度は第3段階。ここから具材と麺を一緒に食べるのだ。汁気が少ないので、野菜炒めを食べているような状態。でも口いっぱいにほおばったモヤシがしゃきしゃきで美味しい。
追加投入した唐辛子はしっかり役目を果たしている。ひーひーしながら食べ続ける。やがて具材と麺をほぼ食べ終えている。スープが残っている。これを飲みながら、残っていたご飯を食べる。もうだいぶ満腹。その最後の仕上げという感じ。そして、スープとご飯を完食。
美味しくて辛いものをたらふく食べて満腹になる。最高の幸せだ。後客は1人。のんびりとした店内で、余韻を味わいながら鼻をかみ、鼻水のおさまるのを待つ。そして、ごちそうさま。

外は秋晴れで、まだ残暑が続いているような陽気だ。今日は、水戸の台地の北側の崖下を散歩。保和苑の谷から台地の上に上がり、裏道を通って水戸駅に戻った。

さてこの「つけ麺 坊主」訪問記も今回で39回目を迎えた。一回食べに行くたびにそのつどリポートを書いてきた。二回の訪問分を一回にまとめて書いたこともあったので、今回でちょうど40回食べたことになる。昨年の4月から書き始めたから、期間は19ヶ月。平均すると月にだいたい2回というペースになる。あんまりたいしたことないな。
ともかくきりもいいので、このへんでそろそろ終わりにすることにした。訪問リポートは今回で最終回。そして、次回第40回目の「つけ麺 坊主訪問」で、これまでのまとめをして終了ということにする。
というわけで、今回のタイトルは「最後の特製らーめん」。でも、これまでと同様坊主さんには食べに行くつもり。御愛読ありがとう。ごちそうさま。


2013年8月30日金曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「極辛麻婆つけめん」の2杯目 2013夏


もうすぐ夏休みも終わり。まあ、いつもお休みの自分には関係ないんだけれどね。そして「つけ麺 坊主」の8月も終わる。限定月間が終わると、また「極辛麻婆つけめん」と「極辛麻婆らーめん」が食べられなくなる。というわけで、8月末のある日、水戸に出かけて「つけ麺 坊主」を訪ねた。
これで8月になって4回目の訪問。これまで「極辛麻婆らーめん」を2回、「極辛麻婆つけめん」を1回食べた。そこで今回は「極辛麻婆つけめん」の2杯目を食べることにする。

平日の午前11時8分入店。先客は単独客2人。後客は10人。
券売機で「極辛麻婆つけめん」を押す。それから麺の「特大盛」(100円)のボタン。そのかわり今日も「白めし」はなし。そして「ビール」。
カウンターのいちばん端に座り、御主人に食券を渡す。

前々々回「極辛麻婆らーめん」の1杯目を食べたtときに、辛さのため満腹になってしまい完食できなかった。その反省から以後ご飯はパスしてきた。しかし、前々回の「極辛麻婆つけめん」のときは、麺を大盛にしたものの、やっぱりちょっと物足りなかった。そこで今回は、麺を「特大盛」にしてみたわけだ。極辛のつけ汁を、麺と一緒にとことん味わえるしね。

すぐに「極辛麻婆つけめん」到着。
つけ汁の器をのぞくと、今日はいちばん上の赤い脂の層がかなり厚めだ。上から見えるのは、まん中辺に赤い粉末の山と、その脇の海苔一枚だけ。もやしや麻婆豆腐や刻みネギはみんな脂の下に水没している。かなり脂多め…、いいぞ。
特大盛の麺も到着。茹で上がりの重量で600グラム。なかなかうれしい分量だ。ちなみに、いつも食べている大盛は、450グラムで、普通盛は350グラムとのこと。
特大盛を頼むのはこれでたしか4回目だ。特大盛の場合、注意しなくてはならないことがある。それは麺をつけ汁に絡め過ぎないようにすること。そうしないと最後に麺より先につけ汁が無くなるという悲しい事態になる。私も一度あった。

では早速麺を数本箸で持ち上げてつけ汁へ。つけ汁の表面は脂で覆われているので、軽く沈めてから口へ運ぶ。むせるのを避けるために、なるべくすすり込まないようにする。そうすると口の周りが汁で汚れるのだがやむを得ない。
脂が濃いのもなかなかよろしい。脂の下の味噌の味も濃厚に絡んできて美味しい。コシのある麺と最高のハーモニーだ。
しばらくの間、ひたすら麺だけを汁にひたしては食べる。赤い粉末の山はなるべく崩さないようにし、また具材や麻婆豆腐にも一切手を付けないように心掛ける。大盛なので麺が全然減らないように見えるのがうれしい。
辛さがしだいにキバをむきはじめる。鼻水があとからあとから出始める。しかし、冷たい麺に絡んだ汁は、麺で冷やされて辛さが一段階やわらぐ。この辺で口直しに麻婆豆腐の小片を口に入れると、その熱さで辛さが口の中で爆発した。痛辛い。

つけ汁の減り具合をみながら麺を絡める。つけ汁が減ってくると汁に溶け出した赤い粉末と、麻婆の餡のせいでつけ汁がどろどろになってきた。しまった、最初に全体をよく混ぜておいた方がよかったのかも。とにかく、つけ汁が麺や具材にどんどん絡んでくる。
しかし、大量の麺でつけ汁がどんどん冷めて、辛さはそれほどでもなくなっている。つけ麺を大盛にした場合、つねにこの問題がある。そのために今回は辛さでヒーハーということはない。頭じゅうから汗が噴出すということもなかった。辛さを思いっきり味わうには、やはり全体が熱々のラーメンのほうがいいようだ。

というわけで、前回ほど汗もかかず、辛さで我を忘れることもないまま快調に食べ進んだ。そして、麺とつけ汁をほぼ同時に完食。
お腹はそこそこに満たされて満足した。けっこう辛さが胃に来ている感じはある。でも、やっぱり大汗をかいてすっきりしたかったな。

もう8月中に来られるのは、これが最後かもしれない。極辛メニューとまた今度は2月までさよならだ。本日はご馳走様でした。

店の外は暑い。でもここ何日か朝晩はようやく秋の気配を感じるようになってきた。どんなに暑くても夏が終わるのはやはり寂しい。
足は何となく千波湖の方に向かう。今日は、千波公園の崖下をたどって歩いた。偕楽園の拡張部分で月池をぐるっと回ってから、梅桜橋を渡って偕楽園に入り、吐玉泉の下を歩く。トンネルをくぐり歴史館の蓮池を見てからまた偕楽園に戻って、表門から外へ出る。表門通りを大工町まで歩いてからバスで駅まで戻った。どこまで行っても人気のほとんどない良い散歩だった。

この「つけ麺 坊主」訪問シリーズも今回で38回め。一回食べに行くたびに、一本投稿してきた。これもあと2回書いて40回になったところで一応終了にしようかと考えている。きりがいいし、ページ・ヴューもこの間めでたく20000回を越えて何となく節目を迎えた気分なのだ。
というわけであと2回。最後を記念してどんな趣向で食べようか、今はそれが楽しみだ。


2013年8月23日金曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「極辛麻婆らーめん」の2杯目 2013夏


8月ももう下旬。うかうかしていると「極辛麻婆」の限定月間が終わってしまう。というわけで、水戸に出て「つけ麺 坊主」を訪問。8月になってこれで3回目だ。
前々回は「極辛麻婆らーめん」を、前回は「極辛麻婆つけめん」を食べた。今回はどうしようかなと思ったが、「極辛麻婆らーめん」の2杯目を食べることにする。

平日の午前11時20分入店。先客は単独客3人。今日もわりと空いている。後客は7人。
券売機で「極辛麻婆らーめん」のボタンを押す。あとは「ビール」も。今日は残念ながらいつもの「白めし」はパスだ。カウンターのいちばん端に座り、麺は普通盛でとお願いする。

前々回「極辛麻婆らーめん」を食べたtときは、満腹になってしまい完食できなかった。今日はその反省からご飯をパスしたわけだ。リベンジのためにはやむを得ない、などとビールを飲みながら考える。

程なく「極辛麻婆らーめん」到着。
毎回書くけど、とにかく立派な外観だ。何しろ期間限定ではあるが、このお店の最上級メニューなのである。具材もトッピングもこのお店のありったけのものがここに結集されているといった感じ。とにかく豪華。
どんぶり中央にはもやしと豚肉その他の具材からなる山が高々と盛り上がっている。そこに麻婆豆腐がかかり、その上にたっぷりと白い刻みネギと赤い粉末が散らしてある。そして山の傍らに海苔。

さて山のわきの隙間からレンゲで鮮やかに赤いスープをすくって飲む。今日も注意したのに少しむせてしまう。脂、コク、旨み、今日も最高のバランスだ。そういえばこのところいつもアタリだ。この時点ではまだ辛さはさほど感じない。
スープを飲み続ける。ご飯が無性に食べたくなる。が、今日は我慢だ。
なかなかスープは眼に見えて減らない。中央の山を崩すとスープがどんぶりからあふれそうな感じだ。そこで山のわきから箸を突っ込んで麺をそっと引き出す。口に入れると、熱い、辛い。麺の熱さで辛さが口の中で炸裂する。ウヒョー、これが快感。もう一回また麺を引っ張り出して食べる。このあたりでもう鼻水が出始める。たちまち忙しくなってくる。

そのまま具材の山は崩さないようにしながら、どんぶりの底の方から麺を引き出して食べ続ける。口の中が熱くて辛くて痛い。でも美味しい。あんまり辛いと味がわからないでしょ、と言う人がいるが、私にはまだ十分美味しいと感じる。というか、この辛さが旨さの一部分というべきか。

ある程度かさが減ってきたところで、麻婆豆腐を食べる。そして今度は、山を崩しながら具材と麺を一緒に食べていく。辛くてヒイハアしながら食べているわけだが、その最中でも、肉が旨いなあ、メンマが旨いなあ、もやしとニラも旨いなあなどと味わう余裕はある。辛さの中カから漂ってくるユズの風味もいい。

頭から汗が噴出す。ハンカチで頻繁に拭うが、うっかりするとあごの先からカウンターの上にポタリと汗が滴り落ちる。辛さと取り組んでいるうちに、しだいに我を忘れ、食べることに夢中になっている。
そして気がつくと麺と具材は完食。
まだスープがけっこう残っているが、何だか満腹になっている。やっぱり辛さのせいでそう感じるのだろう。ゆっくりゆっくりレンゲでスープを飲み、最後はどんぶりを両手で持ち上げて飲み干した。いつものご飯は食べていrないのに、かなりな満腹感だ。ちょっと胃がねじれている感じ。恐るべし極辛。

水を飲みながら、まだまだ流れ続ける汗を拭いたり、鼻水をかみながらしばらくヒートダウンをする。今日もじつにいい一杯だったなあ。
ごちそうさま。帰りがけに御主人から完食記念のタオルをいただく。「つけ麺坊主」の名入りの赤い唐辛子色のタオルだ。うれしい。
さあ8月中に何とかもう一回来て、次回は「極辛麻婆つけめん」の2杯目を食べるぞ。それも麺は特大盛りで。

店を出ると外はやっぱり暑い。
今日は久しぶりに千波湖畔を歩く。そこから桜川沿いを少し遡って歩いてみた。街の真ん中にこんなに深い谷間があることに驚く。人っ子一人歩いていない。水戸っていい街だなあ。


2013年8月15日木曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「極辛麻婆つけめん」 2013夏

 所用もあって水戸に出かけた。そして当然「つけ麺 坊主」へ。「極辛麻婆」メニューの限定月間の8月、訪問はこれで2回目だ。前回は「極辛麻婆らーめん」を食べたが、完食できずにスープとご飯を少し残してしまった。無念。今回は、気を取り直して「極辛麻婆つけめん」だ。

お盆前の平日、午前11時45分に入店。昼の混雑時が迫っていたので心配したが、先客は3人。あれっ、わりと空いている。でも後客は9人。
券売機で今日は「極辛麻婆つけめん」をチョイス。いつもの白めし」はパスして、あとは「ビール」を。カウンターのいちばん端に座り、麺は大盛でお願いする。

ビールを飲みながら前回の反省。完食できなかったのは、けっして辛さのせいではなく満腹になってしまったためだった。しかし、いつもは楽に食べきれる量のはずなのに満腹になってしまったのは、やはり胃が辛さに反応したせいのようだ。以前極辛を食べたときも同じようなことがあった。
極辛のときこそご飯が欲しくなるのだが、あきらめなければならないのか…。まあ今日はそういうわけで「白めし」はなし。

そうこうしているうちに「極辛麻婆つけめん」登場。半年ぶりの対面。前回食べた「極辛麻婆らーめん」のつけ麺ヴァージョンだから、当然、具材やトッピングは同じでそれを濃縮した体裁だ。それにしても麻婆のわきにのぞいているつけ汁の赤いこと赤いこと。隣の席に座ったサラリーマン風が驚いたような様子でのぞきこむ。

大盛りの麺から、なるべく少しだけつまんでつけ汁につける。そして口へ。うーん、さすがにガツンと辛い。注意していたが少しむせそうになる。麺をつけるのに邪魔なので、海苔を麺の器に避難させ、麻婆豆腐をつけ汁の中に沈める。そしてちょっとずつ麺を浸しながら食べ進める。麺の歯応えよし。つけ汁は辛いけど、旨さも濃厚だ。
ここで注意しなければいけないのは、口の周りについたつけ汁を頻繁にティッシュで拭うこと。そうしないとだんだんそこが痛くなってくる。
口の中がひりひりするが、同時に辛さにある程度慣れてもくる。この辺で、豆腐を一口。豆腐の熱さで、口の中で辛さが火を噴く。これがまた快感だ。
少しつけ汁が減ってきたので、麺をつけ汁の下の方まで浸して食べる。濃厚な味噌の風味とユズの香りが麺に絡む。つけ麺の汁は、ラーメンのスープが濃縮されているわけだから、辛さも含めて味のメリハリがきっちり利いていている。そこがつけ麺の醍醐味だ。ふだんはラーメン派なのだが、つけ麺もいいなと思う瞬間だ。

前回と同様今回もヒーハーしながら夢中で食べることになる。メンマやニラといった具材もあんまりじっくり吟味している余裕がない。口の中が辛くて痛い。食べながら忙しく鼻水をかみ、汗を拭い続ける。もう無我の境地だ。
麺の減り方に比べて、つけ汁の減り方が遅いので、途中から麺をどっぷりとつけ汁に絡めて食べる。味噌とユズの風味がさらに迫ってくる。

気がつくと麺を完食。つけ汁が少し器の底に残っている。これをカウンターのポットに入っているスープで割って飲む。スープが熱いので、口の中でなおも辛さが炸裂。少しずつ少しずつ飲んで、飲み干す。
私より後に来た隣の客は、とうに食べ終わって店を出て行っていた。
今日も大量の鼻水と大汗をかいて、何だかすっきりした気分だ。最高のひと時。また来よう。ごちそうさまでした。

店を出ると、外は猛烈な暑さだ。
しかし極辛のせいで気分に勢いがついているので、遠出の散歩をしたくなる。そこで、また水戸の台地の北側の崖下を歩いてみることにする。
五軒小学校の下から東へ向かい、滝坂まで歩いて上に上がる。炎天下の汗まみれの2時間。いい散歩だった。
極辛がちょっとだけ胃にきていた。次回はお盆明けだ。


2013年8月12日月曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「極辛麻婆らーめん」 2013夏


いよいよ今年も8月に突入。さっそく「極辛麻婆らーめん」を食べに水戸の「つけ麺 坊主」へ出かけた。「極辛麻婆らーめん」は、「極辛麻婆つけめん」と共に、2月と8月だけのこのお店の限定メニューなのだ。

平日だけど水戸は黄門まつり開催期間中。午前11時10分入店。先客2人(後客は4人)。
券売機で迷わず「極辛麻婆らーめん」のボタンを押す。それといつものように「白めし」と「ビール」も。カウンターのいちばん端に座り、いつものように麺とめしは普通盛りでとお願いする。

ビール到着。暑い中を歩いてきたのでこれで一息つく。店内には、この間来たときと同じくレゲエが流れている。夏らしくて良い。先客2人はどうやらラーメン・マニアのようだ。
そうこうしているうちに待望の「極辛麻婆らーめん」登場。半年ぶりの対面だ。とにかく立派な姿というしかない。
何しろこのお店の最上級メニューだから、あるだけのものが全部入っているという感じ。どんぶり中央にもやしや豚肉などの具材が山盛りになっている。その上に麻婆豆腐がかかり、さらに刻みネギと赤い粉末が散らしてある。その山の傍らには海苔が一枚。
スープは、具材の山の周囲とどんぶりのふちの間にわずかに見えるだけだ。脂の層の下のスープは、いつも食べている「特製らーめん」のスープよりさらにひときわ赤い。いいぞっ。スープの水面は、どんぶりのふちの高さぎりぎりだ。何とも豪華かつ豪快。見ているだけでほれぼれしてしまう。

いつものようにまずはスープから。というかそうする以外にない。何しろ下手に真ん中の山を崩すとスープがあふれそうなのだ。
スープは、脂、コク、甘さ、塩気のバランスが申し分ない。そして当然辛い。注意していたが、やっぱりむせそうになる。しばらくひたすらスープを飲み、ご飯を食べる。ご飯があっという間にへっていく。しかしなかなかスープの水面は下がらない。
しかたがないので赤い粉末のかかった麻婆豆腐を箸で割って食べる。豆腐そのものは辛くないのだが、豆腐の熱さで、口の中が辛くて痛い。もう鼻水が出始める。
ふつうならスープの次に、具材をよけて麺だけ食べて楽しむ。しかし今日はスープがまだ減っていないので、とにかく上層部分から食べ進んでいくしかない。具材と麺を合わせて口に運ぶ。今度は麺の熱さて、やっぱり口の中が辛くて痛い。具材は、もやしと豚バラ肉とメンマとニラだ。そしてユズの風味もする。しかし残念ながら、じっくり味わっていられない。
ヒーハーしながら夢中で食べる。辛いけど旨い。鼻水をひんぱんにかんで、ときどきハンカチで顔面の汗を拭う。だんだん我を忘れて食べることに没入している。

ところが何だかいつもより早く腹がふくれてくる。いかん、以前「極辛」を食べたときもそうだった。辛さのせいで胃が収縮するのだろうか。三分の二くらい食べたところで満腹な感じになってしまった。それでもがんばって結局、具材と麺は何とか完食。しかし、スープとご飯は少しずつ残してしまった。辛くて食べられないのではなく、満腹で入らないのだ。残念。

しかし、辛さでひと時我を忘れて満腹になり、大汗かいてなんかすっきりした感じ。久しぶりに激辛の醍醐味を満喫した。
次回は、完食を目指してリベンジだ。


店を出ると、お祭りの喧騒を避けて、裏道を抜けて偕楽園へ。ほとんど人はいない。ぐるっと散歩して、今度は西の谷を通って駅へ戻り家に帰った。

2013年7月25日木曜日

「つけ麺 坊主」のトッピング・メニュー

私の大好きな水戸のラーメン店「つけ麺 坊主」さん。このお店には、つけ麺系、らーめん系、ご飯系の各種メニューに加えて7種類のトッピングがある。
今回、私の定番の「特製らーめん」と組み合わせて、このトッピングをあらためて一通り食べてみた。そのときの様子はそのつどレポートしてアップしてきたが、ここに各トッピングの特徴と私の感想を簡単にまとめてみた。
なお以下の順番は、券売機のトッピングの列のボタンの順番(左から右へ)になっている。


■ 「ネギ」 (100円)

刻みネギがラーメンのどんぶりとは別の器に別盛りで出てくる。このネギの器は、「白めし」と同じお茶碗で、これにこんもり盛ってある。かなり大量。そのままラーメンのどんぶりにあけると、どんぶりの表面がすっかりネギで覆われてしまうくらいたっぷりだ。これで100円は、とってもリーズナブルだと思う。

この大量のネギを一気に投入するか、少しずつ入れながら食べるかはお好み次第。いずれにせよネギの強い香りが、個性の強いスープの絶妙のアクセントになる。
さらに、ネギの食感がいい。麺のもちもち感と、ネギのシャリシャリという食感が素晴らしくよい取り合わせだ。

これだけのネギを熱くて辛いラーメンに入れて大汗をかきかき食べれば、風邪などいっぺんに回復してしまいそうである。ただし、その日一日は、周囲にネギ臭を発し続けることになるから注意が必要だ。
それからこのトッピングは、つけ麺系のときにはあまりお勧めしない。それでなくても冷めがちなつけ麺のつけ汁の温度が、大量のネギのためにどんどん下がってしまうからだ。

■ 「バター」 (100円)

トッピングの「バター」は、一辺が2~2.5センチくらいはありそうな立派なサイコロ型をしている。私がいつも頼む「特製らーめん」は、どんぶり中央にもやしと豚肉と刻みネギの小山がこんもりと盛り上がっている。サイコロ型のバターは、この山のかたわらのスープの上にごろんと転がって出てくる。

これをスープに沈めて急いで溶かそうなどとは思わず、そのまま放置して自然に溶けるのに任せることをお勧めする。
バターを無視して、いつものようにスープと麺ともやしと豚肉を食べていくのだ。そうしているうちに、じわじわと溶け出してきたバターが絡んでくる。すると濃厚で豊かな風味が口の中に広がって、ワン・ランク上の味になるのだ。舌が油分でコーティングされるせいか、辛さもマイルドになる。何とも言えないぜいたくで幸せな気分になることができる。

もったいないからバターが溶けたスープは最後まで飲み干すしかない。このときばかりは、カロリーのことを忘れなくちゃだめ。


■ 「コーン」 (100円)

トッピングの「コーン」は、缶詰のコーンがラーメンのどんぶりの上に盛られて出てくる。「バター」のときと同様、どんぶり中央の具材の山のわきに、黄色い小山がこんもりとできている。コーンの鮮やかな黄色が白い刻みネギや赤いスープにとてもよく映える。コーンは小さい缶詰の二分の一の量を使用しているが、けっこうな量だ。

コーンの食べ方はなかなか難しい。麺を食べるときにいっしょに食べようと思っても、一回に絡んでくるのはせいぜい2,3粒くらい。結局、麺を食べる合い間に、スープとコーンをレンゲでいっしょにすくって食べることになる。
しかしコーンとはもともとそういうものなのだろう。コーンは、スープに甘さとコクを付け加えるし、またその歯応えがいいアクセントになっている。

ラーメンを食べ進んでいくと、最後の頃には麺と具材があらかた片付いてスープだけが残ることになる。このときそのスープの中にころころコーンが残っていると、「御馳走感」がぐんとアップするのだ。コーンのおかげで最後の最後までスープを楽しむことができる。当然、スープは飲み干し、コーンも一粒残らず食べてしまうことになる。


■ 「味付玉子」 (100円)

味付玉子はラーメン店の定番のトッピングだ。茹でた玉子を調味液につけたもので、玉子の表面が調味液で茶色っぽく染まっているものが多い。しかしこのお店の玉子は独特で、白い表面に唐辛子のような赤い粒々がちらほらついている。おそらく激辛が売りの店ならではのこだわりで、玉子をつけておく調味液も激辛なのだと思われる。

この玉子が、ラーメンの場合はどんぶりに、つけ麺の場合はつけ汁の方ではなく麺の皿にのって来る。半分にカットされたりはせず、丸のままである。黄身はかなりユルい状態の半熟で、箸で割ると中身がどろりと流れ出る。だから割るときには注意が必要。

味付玉子というものはラーメンを食べ進めていく途中の箸休めみたいなものである。ところがこれまで紹介してきた「ネギ」や「バター」や「コーン」はそうではない。これらのトッピングは、ラーメンそのもと一体となリ、それを引き立てる。あるいは新しい味を付け加えて豊かにしてくれる。
しかし味付玉子にはそういうラーメンとの一体感はない。ラーメンに乗ってはいても、結局あくまで単独のものとして味わうことになる
私はそういう意味での箸休めを必要としないので、味付玉子にはそれほどの愛着は感じない。だからめったに頼むこともない。このへんはお好みだろう。

ただ味付玉子にも楽しい点がある。これをいつ食べるか、頃合いを見計らうのが楽しいのだ。食べ方も迷う。まるかじりするのか、黄身の流出をおそれず箸で割ってみるのか。
今回は終盤近くになって箸で割ってみた。あまり食べた事がなく事前に想定していなかったため、ユルい黄身が全部スープの中に流れ出してしまった。でもまあそれで正解。溶け出した黄身の辺りのスープを絡めて麺を食べる。濃厚な味になってとても美味しかった。ほんの少ししかなかったけど。
残った白身を食べたが玉子のつけ液の辛さはほとんど感じない。スープが辛いので感じなかったんだろう。


■ 「生玉子」 (50円)

このお店の「生玉子」は、玉子が小鉢に入って出てくる。玉子はカラがついたままでまだ割ってない状態。これを自分で割ってラーメンに落とすわけである。
このお店の他のトッピングが、だいたい100円の中で、この「生玉子」の50円は、何だかお得な感じがする。

生玉子の食べ方は味付玉子と同じで、難しくもあり、またそこが楽しくもある。つまり、いつ入れるか、それをどう食べるか、という問題がある。
ちなみに私はなるべく早い段階で玉子を割り入れ、その後放置。なるべくスープの熱で加熱したいのだ。そして最後の頃に、そっと箸でつついて崩す。すると熱でちょっとだけトロっとなっている。それをスープの中に少しだけ広げて、麺と絡めて食べるのだ。
マイルドでかつ豊かな味になる。しかし、この旨さをたっぷり味わうには玉子一個では全然足りない。せめて三個くらいはないとね。というわけで、個人的にはあまり頼もうという気にはならないのだ。

この場合も玉子が溶けているスープは最後まで飲み干したくなる。でもまあほどほどに。


■ 「納豆」 (50円)

「納豆」をラーメンのトッピングにするというのは、水戸近辺だけのことなんだろうか。そういえば水戸駅のホームの立ち食いそば屋にも「納豆そば」というのがあったな。
でも納豆はあの独特の風味と、それからネバネバの食感が強烈なので、どんな食べ物と合わせても納豆が前面に出てきてしまう。
ただし納豆はカレーとかスープ・カレーには意外によく合う。トッピングにしているところも少なくないようだ。スパイシーな料理には合うのだろう。

このお店の「納豆」は小鉢に入って出てくる。薬味の刻みネギを盛った小皿もいっしょだ。納豆は市販の白いパックからあけたもので、パックに添付されていた辛子とタレの小袋が、刻みネギの小皿に一緒に乗せてある。
この小鉢の中でお好みに味付けしながらよく混ぜ、それをラーメンに入れるという方式だ。
ちなみに「納豆」も「生玉子」と並んで50円で、わりとお得感がある。

私の場合、納豆は最初からではなく、後半に入って一段落したところで投入してみた。あえて全体には混ぜないで、ちょっと広げるくらいにする。そしてその濃度の濃いあたりから麺をすくう。けっこう納豆が麺に絡んでくる。
食べてみるとなかなかいい。意外な美味しさだ。納豆の個性はたしかに強烈だが、このお店のスープと麺の存在感も十分それと張り合っている。納豆のクセのある味が、スープに奥行きを与えている感じだ。

食べ進んで麺と具材を完食。残ったスープの中に、けっこうまだ納豆が残っている この納豆混じりで少し粘度を増したスープが、ご飯とすごくよく合った。麺とご飯とで二度楽しめた感じだった。


■ 「のり」 100円

トッピングの「のり」は、どんぶりのヘリからややはみ出す感じで乗っている。海苔は3枚。少しずつずらして重なっている。
100円で海苔3枚は高いか安いか。枚数は正直物足りない。しかし、海苔にはピンからキリまであるわけで、高いものは相当高い。ここの御主人のことだから、よい海苔を吟味してあるのだろう。

ラーメンにおける海苔の食べ方というのも、なかなか難しい。
スープの中でとろとろになるまで放置して最後にスープに混ぜる手もある。そうなる前にスープをたっぷり吸わせてからご飯に乗せて食べるのもいい。しかし、多くの人は麺と一緒に食べるのだろうな。
今回は麺ともやしを帯のように海苔で挟んで食べてみた。海苔の風味が口の中に広がって美味しい。スープや麺の味に負けていない。やっぱり良い海苔なんだなあ。
もう一度海苔で挟んで食べる。美味しい。で、さらにもう一度。そうやって立て続けに三回食べたらもう海苔はなくなってしまった。やっぱり3枚では寂しいかな。


■ 「白めし」 (100円)

トッピングではないけれど最後に「白めし」について。
これはようするに普通のご飯のことである。当初は辛い「赤めし」というのがあったので、これに対して「白めし」と命名したらしい。しかし、その後「赤めし」がなくなって、「白めし」だけが残ったというわけだ。
普通盛でもけっこうな量があるが、さらにお願いすれば無料で大盛にもしてくれる。これで100円はすごく安い。ラーメン屋さんのご飯の相場は、だいたい150円から200円くらいではないだろうか。

私にとってラーメンを食べるときには、ご飯は必須である。ラーメンを食べているとき、その合い間にご飯を口に入れると、脂っこくなっている口の中がすっきりとリセットされる。そうするとまたあらためて白紙の状態でラーメンの美味しさを味わうことが出来るのである。
そして、もちろんこのようにラーメンの合い間に食べるご飯というのがものすごく美味しいのである。さっぱりとして甘さを感じる。ご飯てこんなに甘いものだったんだ、とあらためて気がつく。こんなに美味しいご飯の食べ方って、他になかなかないのでは。
なお当たりまえかもしれないが11時の開店直後に入店して頼んだご飯は、炊き立てなのでさらに美味しい。


■■おまけ

今回あらためてトッピングを全部食べてみた結果、私のベスト3は次のとおり。

1位 「ネギ」
2位 「バター」
3位 「コーン」

何だか券売機の順番どおりとなってしまったが、それは偶然。

それからやってみたい組み合わせがいくつかある。

「生玉子」と「納豆」
   *スープの味が劇的に変わるのでは。それにどちらも50円だし。
「ネギ」と「納豆」
*どちらも強烈な香り。激辛のスープと合体するとどんなことになるのだろう。

2013年7月23日火曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「特製らーめん」+「のり」 2013

水戸に所用があって出かけたので、例によって「つけ麺 坊主」さんに寄った。
7月になってから3回目。前回より一週間ぶりの訪問。やっぱり夏は坊主さんの激辛で汗をかくに限る。

月曜日だけど無事に開店していた。平日の午前11時30分入店。なんと先客なし。後客も1人。珍しく空いている日だった。
さて今日はいよいよトッピング全種制覇チャレンジの最終回だ。券売機で「特製らーめん」と「白めし」と「ビール」のボタンを押し、そして最終回のトッピングは「のり」だ。

カウンターの一番奥に座る。いつものように「麺とめしは普通盛で」と御主人にお願いする。
この一番奥の席は落ち着くなあ。扇風機がガンガン回っている。おや、店内に流れているのは、いつものオールディーズではなくて今日はレゲエだ。空いているし、のんびり度アップ。
すぐにビール到着。ぐびぐびと飲む。何しろいちばん客だから、すぐにラーメンが来てしまう。その前に飲み終えたい。ラーメンを食べながらビールを飲むのはイヤなのだ。

まもなく「特製らーめん」到着。
トッピングの「のり」は、どんぶりのふちからややはみ出す感じで乗っている。海苔は3枚。少しずつずらして重なっている。
「のり」はこれまでに一度だけ頼んだことがあった。そのとき、ちょっと少ないなあと思ったことを思い出す。100円で海苔3枚は高いか安いか。
以前他の店でトッピングの海苔を頼んだら、どんぶりのヘリの半周以上にわたって、海苔が壁状に立ち並んでいた。視覚的にもかなりのインパクト。あの値段いくらだったかな。
しかし、海苔にはピンからキリまである。高いものは相当高い。ここの御主人のことだから、よい海苔を吟味してあるのだろう。

海苔には手を触れず、まず例によってスープだ。どんぶり中央のもやしの山のわきにのぞいている赤いスープを、レンゲですくって飲む。今日は、脂とコクと甘さ、そして味噌の塩梅、すべてベスト・バランスだ。お見事。拍手だ。そしてちょっぴり辛い。
しばらくスープだけを飲み続ける。鼻水がもう出始める。
スープの合い間に食べるご飯が今日も最高に美味しい。

人心地がついたところで今度はどんぶり中央のもやしと豚肉の山をくずしてならす。ここで今回も、カウンター上のツボから唐辛子をひとすくい投入。海苔がスープの水分でクルルンとたわんできたが、まだ手はつけない。
 どんぶりの底の方から麺をすくって食べる。今日も当然旨い。熱さで口の中が少し辛い。最初、麺だけを食べ続ける。ある程度食べたところで、今度は麺と具材も一緒に食べ始める。

さて海苔をどうするか、だ。
ラーメンにおける海苔の食べ方は、皆さんどうしているのだろう。とろとろになるまで放置して最後にスープに混ぜる手もある。そうなる前にスープをたっぷり吸わせてからご飯に乗せて食べるのもいい。しかし、多くの人は麺と一緒に食べるのだろうな。
そこで今回は麺ともやしを帯のように海苔で挟んで食べてみた。うん、海苔の風味が口の中に広がって美味しい。やっぱり良い海苔なんだなあ。スープや麺の味に負けていない。もう一度海苔で挟んで食べる。美味しい。で、さらにもう一度。そうやって立て続けに三回食べたらもう海苔はなくなってしまった。やっぱり3枚では寂しいかな。

そんなことに気をとられていたら、どんぶりの中が、具材とスープばかりになってしまった。ここからはご飯と並行して食べる。旨いうまい。そうして、無事スープまで完食。満腹だ。
今日は体調がいいのか、唐辛子を投入したのに辛さでヒイヒイということにはならなかった。大汗もかかなかったし。これでは、ちょっと物足りない。来月の極辛月間に期待しよう。
まあとにかくトッピング全種制覇はめでたく今日で完了。ご馳走様でした。

店を出るとけっこう暑い。しかし、気分が良いので散歩することにする。
今日は水戸の台地の北側の崖の下を歩いてみることにする。
五軒小学校の下からスタートして、湧水を辿りながら八幡宮下から祇園寺下を通って保和苑へ。苑内を散策してからまた崖下を歩き滝坂まで行って、そこから台地の上へ上がる。その後曝井(さらしい)と愛宕山古墳を見て帰った。大汗をかいて、満腹のお腹もだいぶこなれた。いい散歩だった。

2013年7月17日水曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「特製らーめん」+「納豆」 2013

梅雨が明けたらいきなり猛暑の日々が続いている。そんな暑いある日、水戸駅に用事があって水戸へ出かけたので、ついでに例によって「つけ麺 坊主」さんに寄った。
7月になってから2回目。前回より一週間ぶりの訪問。めちゃくちゃ暑い日に、熱くて辛いラーメンを大汗かきかき食べるのは最高。いよいよ「坊主の季節」が到来だ。

平日の午前11時15分入店。先客2人。珍しいことに、どちらも単独の女性客。ここのラーメンが大好きだけど、混雑時に男性客と肩を接して食べるのはいやなので、空いている時間を選んで来たんじゃないかな。そんな感じで、のんびりと食べている。後客は7人だった。

券売機で「特製らーめん」と「白めし」と「ビール」。そして今日のトッピングは、うーむ「納豆」だ。
カウンターの一番奥に座る。「麺とめしは普通盛で」と御主人にお願いする。
このところ続けてきた、トッピング全種制覇チャレンジもいよいよ大詰めが近い。こんなことでもなければ絶対に自分では頼まないであろう「納豆」の番となった。残すはあとひとつ「海苔」のみ。

べつに納豆がきらいなわけではない。特別に好きなわけでもなくて、まあ普通に好き。ともかくあの独特の風味とネバネバの食感が強烈なので、どんな食べ物と合わせてもたいていは納豆が圧倒的に前面に出てきてしまう。だから、トッピングとしてはなるべく避けたいのが本音だ。
しかし、このお店の御主人が、これもトッピングとして「あり」ときっちり判断してメニューに入れたわけだから、それなりの味になるにちがいない。どんなことになるのだろう。

今まで頼んだことがなかったので知らなかったけど、納豆の値段は50円だ。安い。前回の「生玉子」も50円だったけど、その他のトッピングがどれも100円だから、かなりお得感がある。
御主人は奥から市販の納豆の白いパックを持ってきて、中身を小さな器にあけていた。そしてそのパックについていた辛子とタレのビニールの小袋を、薬味の刻みネギと一緒に別の小皿に乗せた。
そしてそれが私の前に到着。なるほどこういうシステムなんだ。すると、まもなく「白めし」も続いて到着する。あれっ。ラーメンは、まだのようだから、これはご飯に納豆をかけて先に食べててもいいよ、ということなのか。いやいや、そんなはずはない。ご飯を頼んだのは、私の個人的なつごうなのだから。
取りあえず納豆に辛子とタレを入れて混ぜながら待つ。

やがて「特製らーめん」到着。
 どんぶり中央にりっぱなしもやの山。その山とどんぶりの縁との間にわずかにのぞく赤いスープを、レンゲですくって味わう。今日の調子はどうかな。脂とコク強めで、塩気は前回ほど強くはないが、味噌味がかなり濃い感じ。でも塩気は十分許容範囲。よかった。前回はちょっとしょっぱ過ぎて、スープを全部飲めなかったのだ。

例によって、しばらくスープだけ飲み続ける。その合い間に、ご飯を口に運ぶ。このご飯がさっぱりして最高に美味しい。こんなに美味しいご飯(の食べ方)はめったにない。
一段落したところで、もやしと豚肉からなる中央の山をならす。ここで、カウンター上の小さなツボから唐辛子をひとすくいして投入する。納豆は、まだしばらく器に待機。
 どんぶりの底の方から麺をすくって食べる。相変わらずもちもちの食感だ。今度は、麺だけを食べ続ける。ときどき、スープ。
やはり、追加投入した分だけ、唐辛子がきっちり辛い。ティッシュで鼻水をひんぱんにかみ、噴出す汗をハンカチで拭きつつ食べる。快感だ。

一応麺にも満足したところで、いよいよ納豆を投入だ。全体には混ぜないで、ちょっと広げるくらいにする。そしてそのあたりから麺をすくう。けっこう納豆が麺に絡んでくる。
食べてみるとなかなかいい感じだ。たしかに美味しい。納豆の個性は強烈だが、ここのスープと麺もかなりの存在感を持っているから負けていない。ちょうどよい具合だ。納豆のクセのある味が、スープに奥行きを作り出している。
たしかに納豆はスパイシーな料理、たとえばカレーとかスープ・カレーに意外によく合っていたことを思い出した。

予想外の展開に驚きながら、旨い旨いと食べ進み、麺と具材を完食する。
スープがまだある スープの中には、けっこう納豆が残っている 麺に絡むといっても、どうしても残ってしまうものだ。私はつねにスープまで完食する方針だからいいけれど、スープを残す人はもったいないことになる。 
この納豆混じりで少し粘度を増したスープをレンゲですくいつつ、残ったご飯を食べる。これがまたよく合う。思わず弾みがついてあっという間にスープとご飯を同時に完食してしまった。

予想外なほど納豆とここのラーメンは合っていた。これなら、たまに食べてもいいなあと思う。
いよいよ次回はトッピング・チャレンジも完結だ。そして、何より来月8月は「極辛」メニューの限定月間。楽しみだ。体調を整えておかなければ。では、ごちそうさまでした。

外は猛暑。熱中症に注意とテレビでうるさく言っているので、今日も散歩はしないで、まっすぐ家に帰った。

7

2013年7月4日木曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「特製らーめん」+「生玉子」 2013

梅雨空が続く7月上旬のある日、用事があって久々に水戸に出かけたので、ついでに「つけ麺 坊主」さんに寄る。
前回訪問からほぼ一ヶ月ぶり。なかなか来られませんなあ。ほんとはその間に一回来たんだけど、あいにくの店休日だった。

平日の11時40分入店。先客は7人(後客も7人だった)。
券売機に向う。今日もいつものとおり「特製らーめん」と「白めし」と「ビール」。そしてトッピングに「生玉子」。
カウンター手前のいちばん右の端が空いていたのでそこに座る。落ち着ける席だ。御主人に麺とめしは普通盛りで、とお願いする。

早々にビール到着。さっそく、ぐびりッ。今日はかなり蒸し暑い日なので、ビールが格別うまい。先客7人のうち6人は学生さんのグループ。ちょうどこの6人の注文が出来上がったところだった。これならそんなに待たなくてもすみそうだ。

ほどなく玉子の入った小鉢が先に届いた。玉子は割ってない状態。なるほどトッピングの「生玉子」は、こういうふうに出てくるのか。
今日「生玉子」を頼んだのは、私が個人的に継続中のトッピング全種制覇シリーズの一環だ。この店で「生玉子」を頼むのはこれが初めて。こんなチャレンジをしていなければ、頼むこともなかっただろう。
ちなみにこのお店の他のトッピングが、全て100円の中で、唯一この「生玉子」だけは50円だ。

やがて「特製らーめん」到着。一ヶ月の御無沙汰でした。今日もどんぶり中央のもやしと刻みネギの山がこんもりと高い。
さて生玉子をどうするか。取りあえず割ってどんぶりの隅っこの方に落としておくことにする。

いつものとおりレンゲでスープをすくって味わう。今日はどんな塩梅かな。このときが、いちばんわくわくする瞬間だ。
 おッ。今日はいつもとちょっと様子が違うぞ。けっこうしょっぱい。脂とコクはいつものとおり。甘さはちょっと弱め。辛さはまあ普通。しかし、塩味がかなり立っているので、他の要素がその陰に隠れてしまいそうなほど。
もっとも、もともとこのお店の塩加減は控えめなので、今日くらいでちょうど他のラーメン屋さんと同じくらいなのではあるが。

いつもの私の手順どおり、しばらくスープだけ飲み続ける。しょっぱいので、ときどき合間に食べるご飯が進む。ご飯が美味しい。でも、やはり塩味のせいで、いつものように延々とスープだけ飲み続けられない。

そこで、今度はもやしとネギの山を崩してならし、さらにその中央に小さな池を作る。生玉子はまだ崩さないでほっておく。
その池の底から麺を引き出して食べる。熱いっ。熱いとやっぱり辛い。ひいひい言いながら、今度は麺ばかり食べ続ける。しなやかさがいいなあ。
しかしあんまり麺ばかり食べていると、具材のもやしと豚肉だけが残って最後は野菜炒めを食べているような状態になってしまう。前回がそうだった。そこで、今回は反省して途中から、麺と具材をミックスしながら食べていくことにする。麺、具材、スープ、ご飯のサイクルが快調に続く。

この段階ですでに、鼻水は連続して湧き出し、汗も気持ちよく噴出している。これがいいのだ。もうちょっと辛くしておけばよかったかな。

そろそろ生玉子を何とかしなければ。箸でつついて割ってみる。ちょっととろっとしているみたいだけど、スープの熱ではやはりそれほど火は通らない。スープの中に玉子を少しだけ広げて、麺と絡めて食べてみる。なるほどマイルドでかつ豊かな味になる。麺とはあくまで別個のものとして食べる味玉よりも、いいかもしれない。しかし、この旨さをたっぷり味わうには玉子一個では少な過ぎるだろう。

こうして楽しみつつ麺と具材を完食する。スープもかなり飲んだが、しょっぱいのでいつものように飲み干せなかった。玉子が溶けているのにちょっともったいない。
このお店のスープの美味しさを隅ずみまで味わうには、やっぱりいつものような控えめの塩加減が大事なんだな、とあらためて強く思った。次回に期待したい。
そういえば、来月はもう8月。極辛メニューの限定月間ではないか。楽しみだあ。では、ごちそうさま。

今日は午後から雷雨との予報なので、珍しく散歩なしでまっすぐ家に帰った。

2013年6月7日金曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「特製らーめん」+「味付玉子」 2013

梅雨入り宣言の後、好天がずうっと続いている。絶対に本当はまだ梅雨には入っていないと思う。そんな6月初めのある日、所用があって水戸に出かけた。で、例によって「つけ麺 坊主」さんに寄る。
前回から中5日おいての訪問。6月になってからはこれが初めてだ。

平日の午前11時10分入店。先客は4人。みんな開店待ちして入った人たちなんだろうな。後客は6人。
券売機に向う。今日も例によって「特製らーめん」と「白めし」と「ビール」。そして今回のトッピングは「味付玉子」だ。
カウンター手前の右端に座る。麺とめしは普通盛りでお願いする。

早速到着したビールを飲みながら、厨房の様子を見るともなく見ている。ここの御主人のきっちりした仕事ぶりが気持ちよい。
たとえば麺の湯切りと水切り。ラーメンの麺は、茹で鍋からテボごとあげた後、そのまま勢いよく上下に振って湯を切る。ここの御主人のテボの振り方は、とにかくいつも真剣そのもの。毎回10回以上は降って完全に湯を切っている。

つけ麺のときは茹で上がった麺をいったん水にさらして締めた後、ザルにとって水を切る。御主人はこのとき,麺に上から手を添えて、ぎゅっと押している。こうすると完全に水が切れるのだ。
ちなみに水戸の駅ビルにある某人気店は、つけ麺の麺の水切りがかなりあまい。あまいと食べるとき味を損なうし、つけ汁がすぐ薄くなって具合がよくない。その店のファンの方々は、気にならないのだろうか。

それともう一つ、衛生面でも御主人はきっちりしている。ここの店は券売機で食券を買うシステムなのだが、ときどき大きいお札しかない客がいて、御主人が両替をしている。お札の受け渡しの後、御主人は必ず手を洗剤できちんと洗う。そして、さらにその後、アルコールで消毒もしているのだ。
当たりまえと言えば当たりまえなのだろうが、私はこういう場合に実際に手を洗っている店の人を見たことがない。

さてそうこうしているうちに「特製らーめん」到着。
今日はどんぶりのまん中のもやしと豚バラの小山のわきに、味付玉子がころんと乗っている。この味玉の表面には、唐辛子の粒がちらほら。さすが「坊主」さんだけあっては、味玉を漬けておく調味液も激辛なのだ。
全トッピング・チャレンジ・シリーズの4回目は。この味付玉子。私はトッピングの玉子はめったに頼んだことがない。なぜかというと、ラーメンに乗ってはいても、結局玉子は玉子としてあくまで単独で味わうことになるからだ。これまで食べてきた、ネギやバターやコーンは、ラーメンの味と一体となって、ラーメンの味を引き立て、豊かにしている。玉子にはそういうラーメンとの一体感がない。だから私は「坊主」さんでも、これまで2回くらいしか食べたことがない。
さて今回はどういうことになるか。

ここ2回の訪問で私の「特製らーめん」の食べ方の段取りに決まったパターンが出来た。次の三段階で食べていくのだ。
第1段階  まずスープをレンゲですくって味わう。刻みネギや具材のもやし、豚肉にはいっさい触れず、ただひたすらスープだけを味わい続ける。
この間ときどき、口直しにご飯を食べる。これがまたものすごく旨い。
第2段階  一応スープに満足したら、どんぶり中央のもやしと豚肉の山を崩してならし、さらにまん中辺りに小さな池を作る。そしてそこから、下の方にある麺を引っ張り出し、すくい上げて、今度は麺を味わうのだ。このときも、絡んでくるネギや具材を払いのけ、ひたすら麺だけを味わい続ける。
第3段階 こうしてスープと麺を十分堪能したところで、最後の段階に入る。すなわち、全体をなじませて具材と麺を一緒に食べ、ときどきスープを飲み、ときおりご飯で口直ししながら食べるのだ。
そしてそのまま麺と具材とスープとご飯を、同時に食べ終えるように加減しながら、完食に到るわけである。
こうして食べ終えると、何だかフル・コースを食べたような精神的な満足感が得られるのだ。

さて本日のスープはどうかな。脂、コク、甘さ、そして味噌の風味、どれもちょうどよい。最高のバランスだ。思わず心の中で、拍手をしてしまう。
それから今回は、どんぶりが到着した段階で、迷わずカウターのツボから唐辛子をたっぷり一すくい投入する。いつもちょっと辛さが物足りないのだ。
食べ始めた後で投入すると、唐辛子の粉の食感がよくないので、早めに入れてスープでふやかそうとしたのだった。しかし、どんぶり上の具材とトッピングの山の山頂付近に赤い雪のように留まってしまって、スープに達しない。そこで、スープを飲みつつ、レンゲですくったスープを山頂の唐辛子に回しかけたりしてみた。
食べ進んでいくと、この追加分の唐辛子がちゃんとその分きっちり辛い。口の中はひりひりで、鼻水と汗はいつもより多め。ハフハフしながらも食べることに没入する。ここしばらく、こんな感じがなかったので今日はうれしい。やっぱりこのくらい辛くなくちゃね。

さて、肝心の味付玉子だ。上の段取りで言うと、第1段階と第2段階の間は当然無視だ。第3段階のはじめ頃も、横に寄せておく。この玉子をいつ食べるか、頃合いを見計らうのが楽しい。
そしてやっと終わりが見えてきた頃、ようやく食べてみる気になる。ところが箸で二つに割ってみたところ、なんと…。中の黄身がとろりと全部スープの中に溶け出してしまった。かなり中身の柔らかいタイプの味玉だったのだ。前に食べたときはこんなだったかな。こんなことなら、がぶりと丸かじりすればよかった。
しかたなく、黄身が広がった辺りのスープを絡めながら麺をすくって食べる。玉子の味でほんのりとマイルドだったが、すぐに黄身成分は広がって薄くなってしまった。残った白身を大事に食べようと思ったが、勢いであっという間に食べ終わってしまう。
玉子のつけ汁の辛さは、スープが辛いのでほとんど感じなかった。食べ方失敗したかな。

しかし、とにかくスープまで完食する頃には、いつものように満腹&満足になった。唐辛子の追加投入によりアップした辛さのおかげで、体の中もすっきりした感じだ。ごちそうさまでした。

その後、今回は常磐線の線路沿いに続いている谷間の緑地帯を常磐大学の方まで散歩してから帰った。水戸には、街中に秘境があるのだった。