2013年8月15日木曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「極辛麻婆つけめん」 2013夏

 所用もあって水戸に出かけた。そして当然「つけ麺 坊主」へ。「極辛麻婆」メニューの限定月間の8月、訪問はこれで2回目だ。前回は「極辛麻婆らーめん」を食べたが、完食できずにスープとご飯を少し残してしまった。無念。今回は、気を取り直して「極辛麻婆つけめん」だ。

お盆前の平日、午前11時45分に入店。昼の混雑時が迫っていたので心配したが、先客は3人。あれっ、わりと空いている。でも後客は9人。
券売機で今日は「極辛麻婆つけめん」をチョイス。いつもの白めし」はパスして、あとは「ビール」を。カウンターのいちばん端に座り、麺は大盛でお願いする。

ビールを飲みながら前回の反省。完食できなかったのは、けっして辛さのせいではなく満腹になってしまったためだった。しかし、いつもは楽に食べきれる量のはずなのに満腹になってしまったのは、やはり胃が辛さに反応したせいのようだ。以前極辛を食べたときも同じようなことがあった。
極辛のときこそご飯が欲しくなるのだが、あきらめなければならないのか…。まあ今日はそういうわけで「白めし」はなし。

そうこうしているうちに「極辛麻婆つけめん」登場。半年ぶりの対面。前回食べた「極辛麻婆らーめん」のつけ麺ヴァージョンだから、当然、具材やトッピングは同じでそれを濃縮した体裁だ。それにしても麻婆のわきにのぞいているつけ汁の赤いこと赤いこと。隣の席に座ったサラリーマン風が驚いたような様子でのぞきこむ。

大盛りの麺から、なるべく少しだけつまんでつけ汁につける。そして口へ。うーん、さすがにガツンと辛い。注意していたが少しむせそうになる。麺をつけるのに邪魔なので、海苔を麺の器に避難させ、麻婆豆腐をつけ汁の中に沈める。そしてちょっとずつ麺を浸しながら食べ進める。麺の歯応えよし。つけ汁は辛いけど、旨さも濃厚だ。
ここで注意しなければいけないのは、口の周りについたつけ汁を頻繁にティッシュで拭うこと。そうしないとだんだんそこが痛くなってくる。
口の中がひりひりするが、同時に辛さにある程度慣れてもくる。この辺で、豆腐を一口。豆腐の熱さで、口の中で辛さが火を噴く。これがまた快感だ。
少しつけ汁が減ってきたので、麺をつけ汁の下の方まで浸して食べる。濃厚な味噌の風味とユズの香りが麺に絡む。つけ麺の汁は、ラーメンのスープが濃縮されているわけだから、辛さも含めて味のメリハリがきっちり利いていている。そこがつけ麺の醍醐味だ。ふだんはラーメン派なのだが、つけ麺もいいなと思う瞬間だ。

前回と同様今回もヒーハーしながら夢中で食べることになる。メンマやニラといった具材もあんまりじっくり吟味している余裕がない。口の中が辛くて痛い。食べながら忙しく鼻水をかみ、汗を拭い続ける。もう無我の境地だ。
麺の減り方に比べて、つけ汁の減り方が遅いので、途中から麺をどっぷりとつけ汁に絡めて食べる。味噌とユズの風味がさらに迫ってくる。

気がつくと麺を完食。つけ汁が少し器の底に残っている。これをカウンターのポットに入っているスープで割って飲む。スープが熱いので、口の中でなおも辛さが炸裂。少しずつ少しずつ飲んで、飲み干す。
私より後に来た隣の客は、とうに食べ終わって店を出て行っていた。
今日も大量の鼻水と大汗をかいて、何だかすっきりした気分だ。最高のひと時。また来よう。ごちそうさまでした。

店を出ると、外は猛烈な暑さだ。
しかし極辛のせいで気分に勢いがついているので、遠出の散歩をしたくなる。そこで、また水戸の台地の北側の崖下を歩いてみることにする。
五軒小学校の下から東へ向かい、滝坂まで歩いて上に上がる。炎天下の汗まみれの2時間。いい散歩だった。
極辛がちょっとだけ胃にきていた。次回はお盆明けだ。


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