2012年10月13日土曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「特製らーめん」 天高く…編

秋晴れのある日、天気が素晴らしくいいので千波湖周辺を散歩したくなって水戸へ出かける。で、当然その前に「坊主」さん訪問ということになる。前回から二週間ぶりの訪問。

前回、前々回と麻婆入りのラーメンとか、つけ麺とか食べたわけだが、そのたびに次はいつもの「特製らーめん」を食べたいと思った。やっぱり私の定番は「特製らーめん」だなとしみじみ思う。つけ麺だとどうしても麺が主役という感じだが、ラーメンなら麺とスープをたっぷり味わえる。それに「特製」は具材が、もやしと豚肉のみとシンプルで、それをじっくり堪能できるところがよい。

というわけで、今日は迷わず券売機の「特製らーめん」のボタンを押す。そしていつものように「白めし」と「ビール」。
例によってカウンターの一番奥に座る。麺とめしの量は普通でお願いする。

前回同様に土曜日の11時4分に入店。開店直後だというのに、もう先客5人(後客7人)。
先客は、若い夫婦と子供3人の家族づれ。小さい子供たちはにぎやかだ。こういう店で子供の声が響くのは珍しい。昼時になると混み合う店に、まだ客の少ない開店直後の時間に来たのは、お店や他の客へ迷惑を掛けないためなのかな。だとしたらあの夫婦はえらい。
そんなわけで、今日も自分のが出来るまでに時間がかりそうだ。と思ったらあの一家の注文は5人で3人前だった。子供がいるからまあそのくらいの量しか食べられないだろうけど…。

私の後から入ってきた客は、だいたいが一人客でマニアっぽい様子。きっちり食べたい人は午前中に来るということなのだろうか。
エルヴィスとかを聴きつつ、ビールを飲みながら、こんなふうに店内をウォッチングしているうちに「特製らーめん」登場。
ちょっと久しぶり。例によってどんぶり中央のもやしと肉の山のわきから、レンゲで赤い脂の浮いた赤いスープをすくう。一口、二口…。ここのお店で、ラーメンを食べるときの最高に幸せな瞬間だ。
うん、今日は甘さ、旨さ、コクのバランスが最高にいい。なかなかこういう日はない。ただ塩気がちょっと弱いか。
何回も何回も夢中でスープを口に運び、その味を堪能する。ときどき一休みしてご飯を食べる。こういうときのご飯がまた美味しい。そしてまたスープへ。こうしてしばらくの間、麺と具材は手付かずのまま。

やっと一段落してから刻みネギのかかったもやしと肉の山を崩し始める。唐辛子も自分でちょっとだけ増量。そして箸を底の方まで伸ばして麺を少しほぐしておく。あまり放置時間が長いと、延びながら絡まりあってしまいがちだからだ。
もやしと麺を一緒に手繰る。麺がやっぱり美味しいなあ。つけ麺で食べるともっと美味しい食感なのだが、今はやむをえない。

それなりに辛いが私にはちょうど良いくらい。けれど、夏に食べた「極辛」もまた食べてみたい。このお店はこの辛さと旨さが一体になっているところが真似のできないところ。
例によって鼻水をティッシュで忙しくかみながら夢中で食べ続ける。至福の時間が流れる。
しかし、夏の頃より汗はかかない。大汗かきながら食べたいなあ。あの食後のすっきり感がたまらないのだが。

いつものように汁まで完食する。ほどよく(?)満腹になって、幸せな気分だ。ごちそうさまでした。
それから青空の下、水戸市内を2時間ばかり散歩して帰った。

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