2013年3月21日木曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「特製つけめん」と「麻婆めし」 2013

3月半ばの初夏のように暖かいある日、また水戸の「つけ麺 坊主」を訪ねた。前回訪問から1週間ぶり。3月になってこれで3回目となる。なかなかいいペースだ。

所要を済ませて店の前に着いたのが12時40分。すると平日なのに入り口の前に行列が出来ている。高校生の5人組。念のため確認すると、やはり中に入れるのを待っているとのこと。好きなもの食べるのって、やっぱり大変だなあ。
並ぶのは嫌いなので、駅方面で時間をつぶすことにする。30分後の1時10分に再度店に行ってみた。今度は中に入れたが、券売機の前にはオバさん二人が並んでいる。店内にはこの二人を含めて先客11人。ほぼ満員だ。しかも、そのうち食べているのは4人で、あとは全部注文したものが出来るのを待っている状態。これはちょっと時間がかかりそう。まあべつにかまわないんだけど。後客は5人だった。

券売機の前のオバさんは、あーでもない、こーでもないとなかなか押すボタンが決まらない。
やっと順番が回ってきて券売機の前へ。今日は「特製つけめん」と「麻婆めし」にする。あと当然「ビール」。
券を取ってさてどこに座ろうかなと見回すと、ちょうどタイミングよくカウンターの一番奥の客が立ち上がった。ラッキーだ。これでいつもの指定席に座れる。

御主人に「めんは大盛、めしは普通で」とお願いする。
 ビールがすぐ到着。なかなか出てこないこともあるので、これはとにかくうれしい。私の場合これで、あとはいくら待たされても大丈夫という気分になる。
さっそくぐびりとやる。今日は外が暑いくらいの陽気だったので、特別にビールがうまい。ま、寒い日は寒い日なりにうまいんだけど。

厨房の中は当然かなり忙しそうだ。
さて今日の私の注文は、「特製つけめん」と「麻婆めし」。先月「極辛麻婆」のつけ麺とラーメンを食べ、今月はこれまで「特製麻婆」のつけ麺とラーメンを食べた。それならこのまま順番に、このお店の激辛メニューの総ざらいをしてやろうと思い立ったのだ。べつにもうそれぞれ何回も食べてはいるわけだが。
その順でいくと今回が「特製」のつけ麺で次回がラーメンということになる。

今回はこれに「麻婆めし」をプラス。これは、このお店の売りのひとつである麺類のトッピングの麻婆豆腐を、お皿に盛ったご飯にかけたもので、ときどき食べたくなるのだ。
これを頼むならやっぱり「特製つけめん」のときに限る。なぜかというと、「特製つけめん」には麻婆が乗っていないからだ。上の辛さの「特製麻婆つけめん」にも下の辛さの「つけめん」にも麻婆が乗っている。これらと「麻婆めし」を組み合わせると、両方とも麻婆なので味が同じになってつまらない。
振り返ってみると「麻婆めし」を食べたのはちょうど1年前。ずいぶん久しぶりだ。

思ったほど待つこともなく、20分くらいで、「特製つけめん」と「麻婆めし」があいついで到着。
「特製つけめん」のつけ汁は、やはりこれの上位メニューの「特製麻婆つけめん」よりは質素だ。麻婆豆腐が乗っていないだけではなく、海苔や山盛りの赤い粉末の姿もない。赤いスープの上に刻みネギと魚粉が少々といったところ。汁の中の具材はもやしと豚肉だ。
 今日はこのつけ汁に躊躇なくカウンター上のツボから唐辛子の粉末をひとすくい投入する。それほど辛くないことがわかっているからだ。

さっそく麺を四、五本箸ですくってつけ汁にどぶんと浸す。今日は麺にたっぷりと汁を絡ませて食べる方針だ。
麺をすすりこまないようにして口の中に入れる。今日のつけ汁は、脂多めで味噌味濃厚、それからニンニク風味がいつもよりやや強めな感じ。で、もちろん美味しい。
最近つけ麺のとき、この味噌味に気が付くようになったのだが、ずっと以前からこんなに濃厚だったっけ…。とにかくこれがもちもちの中太麺とじつによく合う。

麺をしばらく食べ続ける。一段落したところで今度は麻婆めしだ。
 あんの中に直方体の豆腐がごろごろと転がっている。この豆腐はアコガレレなのだ。ラーメンでもつけ麺でもその上でお目にかかれる麻婆豆腐はせいぜい2,3個。こんなにごろごろしている豆腐の姿を見ると、それだけでうれしくなってしまう。
レンゲで豆腐を割ろうとしたらけっこう堅め。こんなに堅かったっけ。麻婆のあんを絡めて食べる。麻婆のあんは、やはりこの店の麺のスープの味が豊かなだけに、それに比べるとちょっと単調に感じてしまう。でも、麺にトッピングとしてかかっているときは、無性にこの麻婆だけを食べたくなるのだった。

 「麻婆めし」は、いつもの「白めし」と違って麺を食べているときの口直しにはならないが、つけ麺と交互に食べていく。
ご飯はなるべくあんがかかっている部分しか食べないようにする。やがて麻婆豆腐部分を食べ終わる。皿の上には、最初に盛られていたご飯のだいたい三分の一が白いまま残っている。

やがて麺の方も食べ終える。麺にたっぷり絡めながら食べたので、最後の頃はやはりつけ汁が冷たくなってしまったのがちょっと残念。かといって「あつもり」にすると麺の食感が物足りない。でもとにかく、つけ汁の旨さを十分に味わうことは出来た。

器に残ったつけ汁は少し。今度は、「麻婆めし」の残ったご飯をレンゲで少しずつすくい、それをつけ汁にちょっとずつ浸しては食べる。ちょうどスープ・カレーを食べる要領だ。こうするとまた違う美味しさが味わうことができる。底の方に沈んでいた味噌成分が濃厚なので、ご飯が進む。あっという間にご飯完食。
ほんの少し残ったつけ汁を、最後にポットのスープで割って飲み干した。ああ満足だ。

結局今日も辛さは今ひとつ。鼻水も汗もそれほど出なかった。自分の体調がよいせいなのだろうか。
もうちょっと唐辛子を投入したいが、そうすると粉っぽくなって食感が悪くなる。やっぱり「極辛」食べたいなあ。

というわけで今日もご馳走様でした。

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