2013年3月13日水曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「特製麻婆らーめん」 2013

前回訪問より約10日後、再び「つけ麺 坊主」を訪問した。
いつも訪問するのは平日の開店(11時)の直後なので、前回、日曜日の昼過ぎに行ってみたら店の外に行列が出来ていて、その人気ぶりに驚かされた。
今回は平日の11時35分に入店。やはり昼時に近いせいか混んでいる。先客10人。

券売機に向う。前回は「特製麻婆つけめん」だったので、今回はその兄弟分の「特製麻婆らーめん」にする。2月の限定期間に一回しか食べなかった「極辛麻婆らーめん」の余韻を味わいたくて…。それといつもの「白めし」と「ビール」。

カウンターの中ほどに空席を見つけて座る。御主人に「麺とめしは普通で」とお願いする。
先客は、作業服の人たち、サラリーマン、高校生など。みんなグループで、単独客は自分ひとり。女性客もなし。後客は14人。さすがに昼時だ。
混んできたので厨房の御主人は忙しく動き回っている。早めにビールが来る。ありがたい。お勤めの方々や受験について話す学生さんたちの間で一人ビールをぐびりぐびりと飲む。

ここでこの店のメニューを簡単におさらいしてみる。
このお店は「つけ麺」と名乗っているわけだが、もちろんラーメンもやっている。メニューは大別すると、「つけめん類」と「らーめん類」に分かれている。

「つけめん類」は辛い方から次のようになっている。
カッコ内の辛さの表示はメニューに記載のもの。
・極辛麻婆つけめん (超極辛、2月・8月限定)
・特製麻婆つけめん (極辛)
・特製つけめん (超激辛)
・つけめん (激辛)

これに対応する「らーめん類」は以下のとおり。
・極辛麻婆らーめん (超極辛、2月・8月限定)
・特製麻婆らーめん (極辛)
・特製らーめん (超激辛)
・麻婆辣麺 (激辛)
・らーめん (やや辛)

「つけめん類」と「らーめん類」はだいたい対応しているが、「つけめん」の<激辛>に対して、「らーめん」は<やや辛>と、辛さが違っている。「つけめん」に実質的に対応しているのは、「らーめん」の上にある「麻婆辣麺」ということになる。
店内の<辛さランキング>では、対応しているメニューの場合「らーめん類」より「つけめん類」の方がより辛いことになっている。ラーメンのスープを濃縮したのがつけ麺のつけ汁だから、その分辛さも強いということなのだろう。

なおこのラインナップは辛さが違うだけではない。具材の中身もちょっと違っている。いちばん大きな違いは、「特製つけめん」と「特製らーめん」にだけ麻婆豆腐が乗っていないことだ。
その点が物足りなくはあるものの、じつはその分もやしと豚肉が多めに入っているので、私的にはこの「特製」のラインがいちばんのお気に入りだ。

辛さ的にはこれらの下に、塩、醤油、味噌、胡麻味噌のつけめん、らーめんがある。さらにつけめんだけに「味噌坊主つけめん」と「坊主つけめん」というのもある。こういう辛くない方のメニューは一度も食べた事がないので、どんなものなのかわからない。
 
やがて「特製麻婆らーめん」登場。
外見は「極辛麻婆らーめん」とほとんど同じ。赤いスープが見えないくらいトッピングの赤い粉末(魚粉+唐辛子?)の山が丼の中央に盛り上がっている。その山の下からごろんと麻婆の豆腐がのぞき、その傍らに海苔一片。

トッピングを崩すと丼からこぼれそう。まずひたすらレンゲですくってスープを飲む。熱いッ。で、旨い。いつもより脂が多めで、コクが濃いめ。ときどきスープの口直しにご飯を食べる。これがまた美味しい。
最初にスープを味わい、ご飯を食べるという、この楽しみがつけ麺にはない。なので私的にはやはりラーメン系が好きなのだ。

一段楽したところで、赤い粉末の山をそっと崩してスープになじませる。それから丼のまん中ヘンにスペースを作り、底の方から麺を引っ張り出して食べ始める。
熱くてもちもちしていい感じだ。今度はしばらく麺ばかり食べ続ける。なるべくスープをからめるようにして食べる。しかしさすがにつけ麺のときに感じた味噌の風味は、スープの濃さが違う分弱くなる。なるほど、あれがつけ麺の醍醐味なのだなとあらためて思い至る。

「特製麻婆」の辛さはそこそこで「極辛麻婆」には遠く及ばない。なので、わりと落ち着いたまま食べ続ける。
具材の麻婆豆腐、もやし、豚肉などをじっくり味わい、麺をすすり、スープを飲み、ご飯を食べる。美味しい。が辛さのために我を忘れるということはなかった。
今日は、花粉が多そうなので鼻炎の薬を飲んできたら、いつもの鼻水もほとんど出ない。ラーメンの鼻水にも効くとは驚いた。汗も少しかく程度。

そしてなんなく完食。それなりに満足&満腹。
すごく辛い場合、大汗をかいて、大量の鼻水を出して、食後には体内が浄化されたような爽快感があるのだが、今回はそれはなし。次回は卓上の唐辛子を大量投入だ。
ごちそうさま、と満員の店内を出る。

その後、偕楽園まで歩き、ほどよく咲いた梅の花と観光客を見て帰る。

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