2012年8月20日月曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「極辛麻婆」月間その3

「極辛麻婆らーめん」の二杯目の巻

お盆明けに「つけ麺 坊主」を訪問した。「極辛」メニュー解禁月間である8月に入って三度目の訪問だ。
隠居の身とはいえ、お盆はそれなりに忙しい。のんびりラーメンを食べに出かけているわけにもなかなかいかない。しかし、うかうかしていると8月も、すぐに終わってしまう。ということでお盆明けそうそうに出かけた次第。
残暑とはいえ夏真っ盛りのような猛暑日だった。今日も「極辛」メニューを食べて大汗をかいてすっきりするぞ、と意気が上がる。前回訪問時に、お盆の休店期間を確認しておいたので、今日は間違いなくやっているはず。

日曜日の午前11時10分入店。先客が3人(後客8人)。
前回は「極辛麻婆つけめん」だったので、今回は迷わず再度前々回に食べた「極辛麻婆らーめん」にする。しかし、まったく同じでも何だし、「麻婆大盛」(100円)のボタンも押す。そしてもう言うまでもないけど「ビール」と「白めし」。
食券を持って、カウンターの両端がふさがっていたので中ほどに座る。「麺とめしは普通盛りで」とご主人にお願いした。

すぐにビール到着。グビリとやる。暑い中歩いてきて、この一杯は最高だ。ま、暑くないときも飲んでるけど。
今日は何となく、店内に置いてあるラーメン本を手にしてみる。「坊主」さんの載っているページを見ると次のような説明が目に付いた。スープは鶏がらとカツオだしと香味野菜を8時間煮込んで、これに大量の一味唐辛子とラー油を加えているとのこと。それはわかる。それはわかるんだけど、同じことやっても、ここの味は出ないんだろうなあ、とも思う。

ところで、先日以下のブログに、「極辛麻婆らーめん」についての記事を見つけた。とても興味深い内容だ。
「いばナビ拉麺部長のときどき日誌」
http://ameblo.jp/ibarakiramen/entry-11324319278.html
この方の記事によると、「極辛麻婆らーめん」は、このお店のレギュラー・メニューの中でもっとも辛い「特製麻婆つけ麺」の4~5倍は辛いという。なるほど、私も食べた感じでこれには納得する。
それからもう一つ興味深かったのは、この辛さの素が「朝天辣椒」という調味料だという記述。そのまま引用すると「その朝天辣椒を使い、3種類の朝天辣椒をブレンドした特製朝天辣椒をレンゲ一杯スープと一緒に煮込みます!!」というのだ。
そうだったのか。私はさっそくこの「朝天辣椒」をネットで発注した。自宅でも「坊主」風のラーメンを作って食べているので、使ってみたいと思っているところだ。参考になりました。

そうこうしているうちに、やはり他のレギュラー・メニューよりいくつもの余分な手間を経て、無事「極辛麻婆らーめん」完成。「麻婆大盛」でお願いしたので、前回のときより丼の上はかなり満員状態だ。
どんぶり中央に盛り上がっているトッピングの小山(というか大山)。頭に赤い唐辛子&魚粉をいただき、本体はネギともやしと豚肉と麻婆豆腐その他からなるこの小山(または大山)。これをくずしたいのだが、くずそうにもその余地がどんぶり上にない。
仕方なくどんぶりのふちの方でレンゲにスープをすくって飲み始める。そんなに辛いわけではない。麻婆の汁とミックスされていい感じ。5、6口すくって飲んで、ご飯を食べる。さあ今日もいよいよこの至福のひと時が始まったぞ。

それから、もやしを食べ、豚肉を食べ、麻婆豆腐を食べる。開店直後の麻婆豆腐は、直方体をした塊がまだ崩れていなくてでかくてうれしい。それから麺を底の方から引っ張り出して食べる。
最初たいしたことはないと感じていたスープの辛さがだんだん強くなってくる。これは前回までと同様なのだが、今回はこの辛くなり方が、これまでよりかなり早い。辛いはずの麻婆豆腐とその汁が、口の中の辛さを逆に癒してくれる感じ。
そして中盤にさしかかるだいぶ前に何と私はいつにないひーひー状態に陥ってしまったのだ。とめどなく出てくる鼻水。そして顔面はもちろん頭皮全体から噴出す汗の流れ。
どうやら私の体調が万全ではなかったらしい。そのためにいつもより辛さを強く感じてしまうようだ。思えば、お盆の間、ちょっと不摂生してたからなあ。

夢中で食べ続けるのだがスピードが上がらない。しかも、辛いだけなら何とかなるのだが、いつになく満腹になってしまったのだ。この満腹感が辛さに関係あるのかどうかはわからない。
それでもご飯と麺は何とか完食した。かなりお腹が苦しい。
そこからスープを何口かすくって飲む。どんぶりの底で、スープの「水深」が1センチほどにまで減ったのだが、そこからがもうどうにも進まなくなってしまった。ギブアップ。
このお店で、スープまで完食できなかったのは、まったく初めての体験。負けた。負けた。少なからぬ敗北感に襲われる。しかも辛さのためではなく、満腹のために完食できなかったのが何とも悔しい。こんなことなら麻婆大盛にしなければよかった。とちょっと後悔。

食べ終えてもなかなか汗と鼻水は収まらなかった。
入店前は、もしかして、8月中の訪問は今回が最後になるかと思っていた。しかし、こうなったからには、もう一度来なくては。今月の間に再度訪問してリベンジを果たすことを心に誓って、店を出たのだった。
炎天下の街に出る。超満腹のお腹をかかえて、そろそろと歩く。いつものように千波湖を一周して帰った。

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