2012年9月24日月曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「特製麻婆らーめん」と「特製らーめん」

9月の下旬に久しぶりにしかも二日続けて「つけ麺 坊主」を訪問した。今回は私にとっての初メニュー「特製麻婆らーめん」も体験した。

あいかわらず残暑がいつまでも続いていると思っていたら、いつのまにやら朝晩、秋の気配を感じるようになってきた。これはいかん、と思った。何が「いかん」かというと、暑いうちに激辛のラーメンでもう一汗かいておきたかったからだ。
8月には、この月限定の「極辛麻婆」メニューを食べたくて、「坊主」さんには5回も通ってしまった。以前の私のペースだと、これは半年分以上に当たる回数だ。でも本当にがツンとくる辛さを堪能できた。おいしかったなあ。
そんな怒涛の極辛月間が終わって9月に入り、気が抜けたわけでもないが、あっという間に3週間が過ぎてしまった。
そこで久しぶりの「つけ麺 坊主」訪問となったわけだ。間が3週間もあいた反動というわけでもないのだが、今回は二日連続で通ってしまった。

まず一日目。
8月に通っている間に気がついたのだが、いつの間にか「特製麻婆らーめん」というメニューが増えていた。これはまだ食べた事がない。それで、次回はぜひこれにしようと思っていた。
しかし、いざ「坊主」さんに向って歩いていると、やはり今日は「特製らーめん」にすることにする。「特製らーめん」は、私の「坊主」における定番&基本メニュー。8月には別なものを食べていたので、かれこれ二ヶ月近くこれを食べていないことになる。

平日の午前11時35分入店。先客は4人(後客は8人)。
券売機で久しぶりの「特製らーめん」と、これは当然の「白めし」と「ビール」。カウンターの一番奥が空いていたのでそこに座る。麺とめしは「普通盛り」でお願いする。
壁の扇風機がかなり強力に効いている。これがあとで気持ちよくなるはずだ。久しぶりの店内。あいかわらず厨房の壁もピカピカだ。ご主人の人柄が店内に反映されていてお見事。

しばらくして「特製らーめん」登場。久しぶりのお姿拝見。どんぶり中央にもやしと豚肉の山が盛り上がっている。こんなに具材の盛りはよかったっけ、とあらためて感動。
そしていつものようにレンゲで赤い油の浮いた赤いスープをすくって一口。いつもより熱くて辛い…、ような気がする。そして旨い。つい二口、三口…。息つく暇もなく十口くらい立て続けだ。口の中は、半分やけど状態に。ここでご飯を二口、三口、これで口直し。そしてまたスープを。今日は甘さよりもとりわけコクを強く感じて、飲むのをやめられない。で、また十口くらい。やけどだ、やけど。

ここまで、お箸の出番なし。やっとこのへんで、具材に取り掛かる。どんぶり表面はあまり空き地がないので、山のままもやしを食べ、豚肉を食べる。相変わらずもやしのシャキシャキ感が絶妙。具材の山をどうにか崩し、何とかその下の方から麺を引っ張り出して食べ始める。
先月の「極辛」の辛さに慣れたので、今回は辛さが物足りないかと思ったが、なかなかどうしてやっぱり辛い。麺もスープも熱々のせいということもあるようだ。
いつものように鼻水が後から後から出てくる。ティッシュで鼻をかむのが忙しい。しかし、どういうわけか今日は汗をかかない。

全体の三分の一ほど食べ進んだあたりで、熱さも辛さの感じ方も落ち着いてきたので、カウンター上に置いてある一味唐辛子の入れ物から、サジ大盛一杯分ほどすくってどんぶりに投入する。
しかし、これは失敗だった。辛過ぎたからではない。辛さは、少し増した程度。それより、食感が荒挽きの唐辛子のせいでざらざらしてしまってあまりよろしくくない。やっぱり出てきたままの状態で味わうのが正解とあらためて思い知ったしだい。

いつものように無我夢中になっているうちにスープまで完食。ご飯も同時に完食。でも量的には、やっと食べ終えたという感じ。麺・ご飯ともいつもどおり普通盛りだったのだが、こちらの胃袋が小さくなったせいか。
ごちそうさまでした。満腹で満ち足りた気持で、店を後にする。今日は久しぶりに、千波湖、偕楽園拡張部を一回り散歩して帰った。

そして、2日目。
きのうはまた来るつもりはなかったのだが、急用があって水戸に出てきたので、きのうに続いての連続訪問ということになった。
で、今日は当然、前回から気になっていた「特製麻婆らーめん」を食べてみることにする。

平日の11時20分入店。先客4人。ちなみに、後客は12時を回ってもゼロ。こんなこともあるんだなあ。
券売機で「特製麻婆らーめん」のボタンを。はじめてなので、どこにあるのか少し探してから押す。そしてこれは私の性分なのだが、お初なので、とことん味わいつくしたいと思い「麻婆大盛」のボタンも押す。麺も大盛にすることにしていたので、いつもなら頼むはずの「白めし」はパス。でも「ビール」はありと。

先客の注文が混んでいていつもより時間がかかる。20分弱。でも全然気にならない。やがてカウンターの向こうで、ラーメンの入ったどんぶりに麻婆豆腐をかけている。レギュラー分のお玉2杯、さらに「大盛」分の追加で1杯。これにトッピングがのって完成。私の目の前に登場だ。

なかなかに立派な姿だ。まずどんぶりそのものが大きい。しばらくラーメン系のメニューで麺大盛を頼んだことがないので、忘れていたが、麺を大盛にするとどんぶりも一回り大きくなるのだ。
その広々としたスープの水面上にドバドバと豪快に展開する麻婆豆腐たち。その上に「特製麻婆」の証である唐辛子&魚粉がふわりと一山かけられ、その端には海苔が一枚置かれている。もうこの景色だけでわくわくしてくる。

いつものとおりスープからいく。基本的には「特製らーめん」のスープと同じだ。それからまだスープと交じり合っていない麻婆のあんのあたりもすくって飲んでみる。スープより赤い色も薄いが、辛さもマイルドな感じ。
ここの店内の辛さランキングでは、麻婆豆腐がかかっているメニューは、かかっていない同等のメニューより辛さ度が1ランク上になっているが、私にはちょっと疑問だ。唐辛子の総量はその方が増えているだろうが、あんはマイルドだし、豆腐そのものは辛くないからだ。

基本的に、この「特製麻婆らーめん」は、「特製らーめん」の上に麻婆豆腐をかけたものだ。麻婆の下には、もやしと豚肉の山がある。麻婆豆腐をよけながら、もやしを食べ、肉を食べていく。そしてその下から麺を引き出す。相変わらずここの麺は旨い。
ただし、これが私のこの店に対する唯一の不満なのだが、麺が絡みあってちょっと食べにくい。箸でつかんで、一回に食べる分を一度どんぶり上に引っ張り出したいのだが、絡んでうまくほぐれない。無理に引き上げようとすると、麺が切れたり、汁が周囲にひどくはねてしまう。
茹で鍋から上げて湯切りし、それをどんぶりにあけた後、菜箸で一度さばいてくれるといくらか具合が良いと思うのだがどうだろう。

さてこのラーメンは、麻婆のあんによってスープが麺によくからんで独特の食感になる。豆腐もときどき箸休めになってグッド。麺大盛の大どんぶりも飽きずに最後まで堪能できた。
今日はきのうとは打って変わって、大汗をかいた。頭皮、顔面から首筋まで、汗が噴出する。拭いても拭いても、うっかりすると流れた汗があごを伝ってカウンターの上にポタポタと滴り落ちた。ハンカチはびっしょり。大盛でスープの量も多いせいなのだろうか。それとも体調のせいか(良いのか悪いのかわからないけど)。
時間をかけてスープまで完食。ご飯なしでも、かなりの満腹感で十二分に満足した。
久々に大汗をかいて体内がすっきりと浄化されたような気分だ。これが、この店の大きな醍醐味の一つ。

ごちそうさま。外は小雨模様だったが、幸せな気分で店を出た。

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