2013年2月6日水曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「極辛麻婆らーめん」 2013

今年もいよいよ2月になった。2月は「坊主」ファンにとって、一年の中で8月と並んで特別の月である。言うまでもなく、この月の間だけ限定のメニューが食べられるからだ。
そのメニューとは、これまで何度も紹介したが「極辛麻婆らーめん」と「極辛麻婆つけめん」のふたつ。「極辛」コンビだ。
2月になったのですぐ行きたかったのだが、いろいろ事情もあって、数日経ってからの訪問となった。

平日の11時5分入店。先客なし(後客4人)。珍しく一番乗りだ。
券売機の前に立ち迷わず「極辛麻婆らーめん」のボタンを押す。1080円也。それと「白めし」と「ビール」。
カウンターのいちばん奥に座って、麺とご飯の量はいつものとおり「普通で」と御主人にお願いする。
作っているところを見ていると、いつも食べている「特製らーめん」より、やはりスペシャルな分だけよけいに手間がかかっている。

そして程なく「極辛麻婆らーめん」登場。昨年の8月に食べて以来の久しぶりの対面だ。
どんぶりの上にはトッピングがこんもりと山盛り。
いちばん上には赤い粉末(唐辛子と魚粉のミックス?)が、かなりたっぷりかかっている。その下には刻みネギと麻婆豆腐が見え、そのわきに海苔が一片。
具材は、これに加えて、もやし、豚肉、メンマ、ニラ、そして刻んだ柚子など。この内。もやしと豚肉はいつも食べている「特製らーめん」でおなじみだが、当然その量は少ない。他の具材があるわけだから、やむを得ないことではあるが、ちょっとさみしい。好きなので。
このトッピングの山の周りに赤いスープが少しだけのぞいている。

レンゲでスープをすくって飲む。脂が多めで、甘さもけっこうあり、かなりいい感じだ。もちろんちょっと辛い。
スープを何回も口に運んで味わう。というか、そうしてスープを減らしておかないと、ふちからこぼれそうなのだ。そのままではトッピングを崩すこともできない。
やがてご飯を食べて一息ついたところで、いよいよトッピングの山をおそるおそる崩していく。赤い粉が全面に広がっていく。混ぜるとこぼれそうなので、上の方から食べていく。

麺の歯応えがいいな、と思っていると間もなく、辛さがぐぐっと立ち上がってきた。「極辛」を食べていると、だいたいいつもそうなのだが、途中、麺の熱さで辛さが暴れだすのだ。今日の場合は、かなり早い時点でこの辛さの暴走がやってきた。
いつもより実際に辛いのか、それとも私の体調のせいか。
そこからはひいひい言いながら食べ続けることになる。「特製らーめん」を食べているときは、こういうことはない。そして、久しぶりに口の中がイタい感じになった。

いつも以上に、鼻水が出る。汗も噴き出し始めた。鼻をかんだり、汗を拭いたりで、いつもよりさらに忙しい。
そこからはもう無我夢中だ。他の事は何も頭にない。
以前も感じたが辛いと胃が収縮するのだろうか、途中でかなり満腹な感じになる。
それでもなんとかやっと完食。いつになくかなり大変だった。食べ終わった後、お腹が一杯で、コップの水も飲めないほどだ。
シャツの襟元はいつのまにか汗でびっしょりと濡れていた。
しばらく頭はハイというか呆然としたまま。こんなことは珍しい。やがて爽快感と満足感がじわじわとわき上がってきた。

混んできたのでどんぶりをカウンターの上に返すと、御主人が「極辛」完食記念の例のタオルを渡してくれた。店の名入りで、唐辛子色の真っ赤なタオルだ。もう何枚もたまっているが、今日のは苦労したのでとくに貴重だ。
ご馳走様でしたと、早々に店を出る。この次は、もう一つの「極辛麻婆つけめん」を食べよう、と性懲りもなく思った。

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