2013年1月29日火曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「特製らーめん」 2013 初春編

久しぶりに水戸の「つけ麺 坊主」を訪ねた。今年になって初めての訪問。そして何と昨年の11月以来2ヶ月ぶりの訪問となる。ずいぶん長いこと御無沙汰してしまったものだ。何しろ水戸に出てくる機会もなかったもので。
店に向って歩いていくとやっぱり期待で胸がわくわくしてくる。なかなかこんな気持にしてくれるお店はない。

平日の午前11時5分に入店。11時開店の直後だというのにもう先客が一人いた。早いなあ。
券売機に向う。久しぶりなので当然、私の定番の「特製らーめん」にする。そしていつものとおり「白めし」と「ビール」。さらに今回は「ネギ」をトッピング。
カウンターの一番奥の指定席へ。麺とめしの量は「ふつうで」と御主人にお願いする。

さっそく出てきたビールをぐびりぐびりと飲みながら店内を見回す。いつものように掃除の行き届いた店内。BGMにオールディーズが流れているのも同じ。
カウンターの反対の隅に座っている先客は、私と同じ年恰好のオヤジだ。着ているものも何となく同じような雰囲気。以前にも開店直後に私の前に来ていた人のよう気がする。やはり私と同類のラーメン・マニアなのか。私の場合は正確には「坊主マニア」だけど。ちなみに後客は8人だった。商売繁盛で何より。

2ヶ月間、御無沙汰したけれど、何も変わらないなと思っていたら、ちょっとだけ変わったことがあった。
カウンターの目の前に貼ってあるメニューと麺量の表の横に新たに紙が貼ってあったのだ。それによると麺の量に、これまでよりも細かい段階を設けたらしい。これまでの盛(350g)と大盛(450g)の前後に次のような量の盛り方ができたのだ。
「麺半分(170g)」、「麺すくなめ(280g)」、「中盛(400g)」。なるほど。なおここでのグラム数は茹で上がり後の重さだ。
さらにもう一枚貼紙があって、御希望の方には「紙エプロン」の用意があるとのこと。なるほど。
少なめの麺量の設定と紙エプロンの用意というのは、あきらかに女性客とそれから子供連れへの配慮と思われる。客層が広がっているのだろう。ここの御主人は、いつもいろいろ客のことを考えていてエラいなあとあらためて感心する。

そうこうしているうちに「特製らーめん」登場だ。ご飯と刻みネギを従えている。ちなみにご飯とネギの茶碗は同じものだ。つまり、ご飯と同じくらい別の器にネギが盛ってあるのだ。ネギ好きの私にはたまらんねえ。
「特製らーめん」の懐かしいお姿。今日はまたいちだんと中央のもやしとネギが山盛りだ。その周囲に少しだけ赤いスープの「水面」がのぞいている。
レンゲでスープをすくう。どっぷりレンゲを入れる隙間がないので少しずつすくう。今日のスープは脂と甘さがやや控えめで、その代わり旨みが濃いめ。美味い。そして久しぶりの再会がうれしい。久しぶりなので辛く感じるかと思ったが、さほどでもない。
二口、三口とスープを飲み続けているうちに何だか止まらなくなる。十口以上飲んだところで、やっと一息つき、ご飯を二口、三口食べる。それでも気がすまなくて、またレンゲに持ち替えてスープを飲み続けてしまった。

それからやっと具材と麺に取り掛かる。しばらく麺を放って置いたので、そのままだと麺がからまったままになってしまう。そこで、具材の下の方から麺を引っ張り出してはほぐす。しかし、ちゃんとほぐれるのを待ちきれずにさっそく何本かを手繰ってみる。
例によってモチモチの歯応えがおいしい。最後までこの食感のままだと良いのだが、何しろ熱いスープの中なので、だんだん変化していくのが残念だ。そんな心配もあって今度は、どんどん麺を食べ続ける。食感が単調になるので、別盛りのネギも盛大に投入する。そこへカウンター上の壷から唐辛子をさじ一杯追加する。

その後、無心になって麺、もやし、肉、スープ、ご飯と交互に食べ続ける。丼の表面をいっぱいにおおっていた具材と麺が減ってきて、赤いスープが見えてきた頃、だんだん辛さが立ち上がってきた。その辛さとぐいぐい押し合いをし、ときどき押し返されて立ち止まりながら食べ進んでいく。これがこのラーメンの最高の醍醐味なのだ。

食べ始めてすぐ、例によって鼻水が出始め、カウンターのボックス・ティッシュで鼻をかみ続けていた。そこに汗も出始める。最初は額から。次に目の下あたり。そしてだんだん後頭部から首筋あたりまで、汗がしみ出してくる。私の経験では、とくにネギは発汗作用が強いような気がする。
箸とレンゲを持ち替える合間に、頻繁にティッシュで鼻をかみ、ハンカチで汗を拭う。とにかく忙しい。まあ、いつものことなのだが。

 気がつくとどんぶりの底にスープがあと少しの状態になっている。それをきれいに飲み干して完食だ。お腹はぱんぱんの満腹。ああ満足だ。鼻水と汗が落ち着くのもそこそこに、店内も込んできたので早々に立ち上がる。ご馳走様でした。
外に出る。後頭部の汗が風に冷たかった。

いよいよ来月2月は、「極辛麻婆らーめん」と「極辛麻婆つけめん」が食べられる年に二回の限定月間。楽しみだ。今日はちょうどその良い準備体操にもなった。

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