2013年9月7日土曜日

ジャンクの真髄 和風炒めスパゲッティのレシピ


ナポリタンと同じように茹でた太めの麺をフライパンで炒めて作るジャンクフード系のスパゲッティだ。この系統のスパゲッティは、何といっても銀座のB級グルメの名店ジャポネが有名。今回は、ジャポネを念頭に置きつつ、独自のレシピを工夫してみた。
ジャンクフードの旨さの真髄は、何といっても炭水化物と油と焦げたしょう油風味の三位一体。今回はこれに、たっぷりの野菜と、いくつかの和風の食材をアクセントに加えて、ジャンクで、かつゴージャス(?)に仕上げてみた。

■■ 和風炒めスパゲッティのレシピ ■■

〔材料〕(1~2人前)

スパゲッティ 250g
*2.2ミリのものが絶対にお勧めだ。デュラムセモリナに加えて強力粉が配合されており、モチモチ感がある。炒めスパゲッティには最適だ。
スーパーでは手に入りにくいので、私は通販で取り寄せている。

[具材]

・魚肉ソーセージ 1本
*普通のソーセージやハムなど何でもよいが、ここでは「和風ジャンク」ということであえて魚肉を。安いしね。

・ニンニク 1片

・野菜  合計約300グラム
*何でもよい。定番のタマネギ、ピーマン、ニンジン、キノコ、キャベツなどの他、変わったところではナス、キュウリ、ゴーヤ、モロヘイヤなどそのときにあるものを私は入れている。だいじなのは、じっくり炒めること。

[調味料等]

・サラダ・オイル  大さじ1
・鷹の爪  1本
・塩・コショウ  適宜
・だしの素  小さじ1/
・塩昆布  10グラムくらい
・ゆかり  小さじ1/
・干しエビ  10グラムくらい
(桜エビなら最高だが、高いので小エビ(オキアミ)でもとりあえず可)
・バター  適宜
・しょう油  大さじ1/2くらい
<トッピング>
・白ゴマ  適宜
・刻み海苔  適宜

〔作り方〕

1 ニンニクは千切りまたはみじん切り、鷹の爪は輪切り、その他の具材はそれぞれ適当な大きさに切っておく。

2 お湯を沸かして麺を茹でる
*茹でるお湯は麺の10倍と言われている。なので、ここでは、2500ccのお湯で茹でる。
*茹で時間は2.2ミリの麺の場合、麺を入れて再沸騰してから13分。製品によってはもっと長い時間を指定しているものもあるが、経験によるとそれらも13分で十分だ。

3 麺を茹で始めると同時に、フライパンを火にかけ温める。
温まったら、サラダ・オイル大さじ1を入れて鷹の爪と具材を炒め始める。麺が茹で上がるまで並行して約10分間、弱火でじっくり炒め続ける。 
*火が通りやすいものは、途中から入れるが全体的になるべく長めに炒めるようにする。
*長く炒めていると素材の歯応えは失われるが、旨みが出て、その旨さが麺と絡んで一体となる。

4 茹で上がりの時間が近づいたら、具材に塩、コショウ、だしの素、塩昆布、ゆかり、干しエビを加える。


5 茹で上がった麺をザルに取り、具材を炒めているフライパンに投入。しょう油とバターを加えて、麺と具材をよく混ぜ合わせながら2~3分炒める。しょう油が少し焦げるくらいにする。
  最後に味を確認して必要があれば調整して出来上がり

  お皿に盛って白ゴマと刻み海苔をたっぷりかけていただく。

昆布の旨みとシソの風味とエビの香ばしさが、しょう油の焦げた香りに包まれてたまらない。さっぱりだけどこってり(?)で奥深い味のジャンク系スパの出来上がりだ。

*アクセントに加える和風食材としては、他に明太子とか梅肉とかちりめんじゃこなども考えられる。いずれも味や食感に個性があるので、取り合わせがやや難しい。単独で使った方が無難だ。というわけで今回は、一応お休みということにした。各自、ご検討を。


〔追記〕

このレシピを公開した後、念のためジャポネの味と比較してみようと銀座まで行って食べてきた。食べたのは、「ジャリコ」の大盛。しょう油味で、具材としてエビ、肉、トマト、小松菜、タマネギなどが入っている炒めスパだ。
このお店の調理はかなり大雑把な感じだから、味の出来不出来の幅がかなり大きいことは前から知っていた。しかし、この日はどうやらいちばん出来の悪い日に当たってしまったようだ。麺はやわやわで、味はしょっぱ過ぎ。少なくとも今までここまでのことはなかった。
結論。私のレシピのとおり作った方が、よっぽど美味しいよ。



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