2013年4月10日水曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「つけめん」と「おやじめし」 2013

ひたちなか市に出かけるついでに水戸で途中下車して「つけ麺 坊主」を訪ねた。一週間ぶりの訪問、4月になってこれで2回目。なかなかいいペースだ。
前回水戸に来たとき満開だった桜は、この土日に吹き荒れた春の嵐ですっかり散ってしまっていた。

平日の11時5分入店。先客1人(早いなあ)。後客は2人。
券売機に向い、今日は「つけめん」と「おやじめし」と「ビール」にする。席は券売機のすぐわき、カウンターのいちばん端に座った。御主人に「麺は大盛、めしは普通盛で」とお願いする。

この間から思いついた「激辛」以上の全メニュー制覇シリーズの流れで今回は「つけめん」を選んだ。
次回に「特製らーめん」を食べて全制覇達成の予定だった。しかし、よく考えてみると今年の1月にすでに一回「特製らーめん」は食べている。だから順番にこだわらないことにし、ちょうど「今年になってから」といういい形でくくれるので、今回をもって全制覇完了ということにした。
他の人にはまったく意味のないこだわりだろうけど、やっている当人としては、張り合いがあってちょっと楽しい。それに、ふつうだとどうしてもいつも同じものを頼みがちになるので、たまにこういうことをやって見ると、めったに食べなくなってしまったメニューの美味しさをあらためて発見したりなんてこともある。

一応、制覇した「激辛」以上のメニューを振り返ってみる。
辛い方から次のようになっている。カッコ内の辛さの表示はメニューに記載のもの。

・極辛麻婆つけめん (超極辛、2月・8月限定)
・極辛麻婆らーめん (超極辛、2月・8月限定)
・特製麻婆つけめん (極辛)
・特製麻婆らーめん (極辛)
・特製つけめん (超激辛)
・特製らーめん (超激辛)
・麻婆辣麺 (激辛)
・つけめん (激辛)
・麻婆めし(激辛)
・おやじめし(辛いよ!)

「麻婆めし」は麺類ではないので当初念頭になかったが、結果的には食べていた。「おやじめし」の「辛いよ!」というのは、メニューの表示どおり。激辛ではないけどオマケとして挙げておく。

ところで、これより下のランクの辛さのメニューは、ほとんど食べたことがない。たしか「らーめん」(やや辛)を一度食べたきりだ。
やはりこのお店の旨さは辛さあってのものだと思う。だから辛くないメニューは食べる気になれない。辛さだけを弱くして味のバランスがちゃんととれるのだろうか。ちょっと疑問だ。食べた事がないのでなんとも言えないけれど。

ちなみにこのお店の辛さランキングでは、「つけめん」(激辛)の下が「味噌つけめん」(やや辛)で、さらにその下が「坊主つけめん」(ちょい辛)となっている。最近店内に貼り出された人気ランキングを見てみると、人気の第一位は、この「坊主つけめん」なのだった。そういうもんなのだなあ。

そうこうしているうちに、「つけめん」と「おやじめし」が到着。
「つけめん」を食べるのは相当久しぶり。どうしてももっと辛い方のメニューを頼んでしまうからだ。
「つけめん」の構成内容は、このお店の通常期の最上級メニューである「特製麻婆つけめん」とほぼ同じ。海苔が乗っていないだけだ。
スープの中の具材は、もやしと豚バラ肉。これに麻婆豆腐がかかり、その上に刻みネギと赤い粉末(魚粉+唐辛子?)がトッピングされている。
そして当然辛さは「特製麻婆…」よりぐっと控えめ。たぶん何分の一かになっている。しかしそれだけではなく、もしかすると具材とトッピングの量も「特製麻婆…」より少なめなのかもしれない。あるいは、単に麺を大盛で頼んだので、器が大きい分、具材が少なく見えただけかもしれないが。

見た目はつけ汁の水面が器の中でけっこう広めだ。「特製」のときはたしか水面の上にトッピングが盛り上がっていたような気がするのだが。
で、まず辛さが物足りないことはわかっているので、カウンター上のツボから唐辛子を大盛でひとすくいして投入する。そしてつけ汁に軽く混ぜる。
そこへ麺を4,5本すくって浸し、口へ運ぶ。むせるので、スルスルとはすすらない。もちもちでプリプリとした麺のアルデンテな歯応えがいい。これが何といっても、つけめん系メニューの醍醐味だ。

つけ汁は今日もやはり味噌の風味を強く感じる。で、旨い。以前はこんなに味噌を感じたっけかなあ。本来は温かいスープと麺が一体となったラーメンが好きなのだが、つけめん系のこの濃厚な味噌の風味も、けっこう病みつきになりそうだ。
しばらく麺だけを食べ続ける。だんだんすすってもむせなくなる。

一方「おやじめし」である。これは、皿にもったご飯に麻婆豆腐とそれから野菜炒めを合いがけしたものである。
麻婆豆腐だけをかけたものが前回食べた「麻婆めし」だ。その麻婆豆腐を半量にして、その代わりに野菜炒めをかけてある。野菜炒めの中身は、キャベツとニンジンとニラと豚バラだ。これで、「麻婆めし」より100円高くなるのは、ちょっとアン・リーズナブル感がなきにしもあらず。
野菜炒めは、塩ベースの何のこともない炒め物である。そうなのではあるが、しかしなぜかときたま食べたくなる。麻婆豆腐との合いがけというのがいいのだろうか。
なぜこれが「おやじめし」という名前なのかはわからない。野菜不足のおやじ世代のための野菜増量メニューという意味なのだろうか。それとも、「おやじ」を自称するここの御主人のまかないからできたのだろうか。

さて麺をすすり込み、ときどき豆腐をつつく。麺をつけ汁にひたし引き上げると、ときどきもやしや豚肉も一緒についてくる。
そして今度は「おやじめし」へ。豆腐や麻婆の餡と一緒にご飯をレンゲですくい、次は野菜炒めをのせてご飯を食べる。この野菜炒めの旨みは何でつけているのだろう。美味しい。
味が次々に変化するので、どんどん食べ続ける。勢いが止まらない。辛さは追加で投入した唐辛子の分だけ辛いといった程度。鼻水もあまり出ないし、汗もほとんどかかない。そこが、物足りないのだが。

「おやじめし」は、麻婆豆腐と野菜炒めのかかった部分だけ先に食べ終える。皿には、汚れていない白いご飯が三分の一ほど残っている。ほぼ同時にめんを完食。つけ汁をたっぷり麺に絡めるようにして食べたので、残っているつけ汁は少なめ。
今度は残った白いご飯をレンゲで少しずつすくい、残ったつけ汁にちょこっと浸しては食べる。ちょうどスープ・カレーを食べる要領だ。これがまた美味しいい。つけ汁は冷たい麺のせいですっかり冷めてしまっていたのだが、温かいご飯に触れて、また旨さと辛さが復活するのだ。そして、あっという間にご飯も完食。
最後にほんのちょっと残ったつけ汁をポットの熱いスープでわって美味しく完食した。
かなり満腹。辛さはまあまあだった。
というわけで、今日もごごちそうさま。

その日は、ひたちなかの海浜公園へ足を延ばした。
大量のスイセンと大量のチューリップを見て、またまた満腹になってしまった。

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