2013年5月20日月曜日

「つけ麺 坊主」訪問 「特製らーめん」+「バター」 2013

すがすがしい陽気に誘われて、ラーメンを食べに水戸に出かけた。前回からほぼ一ヶ月ぶりの「つけ麺 坊主」さん訪問。今月になってからは、これが初めてだ。先月は、3回も行ったのにね。じつはこの間に一度寄ってみたのだったが、あいにくの休店日だった。

土曜日の午前11時10分に入店。すると先客が5人もいる。その内カウンターに座っている人が2人で、あとの3人は券売機の前に並んでいる。この人たちは、みんな11時の開店に合わせ、このお店を目指して来たのだろう。つまりこのお店のファン。本当に人気があるなあ。

券売機の順番が回ってきて、例によって「特製らーめん」と「白めし」と「ビール」、そして今日はトッピングに「バター」のボタンを押す。
出てきた食券を取って店内を見回すと、カウンターの両はじはすでにふさがっていた。今私の前で食券を買った人たちは、知り合いでもないのに端から順に間をおかずに詰めて座っている。マニアだな。混むお店のマナーを心得ている。間をおいて座ると、後からグループで来た客が一緒に座れなくなる。だからラーメン・マニアは端から詰めて座るのだ。
しかし、私は後客はまだそんなに来ないだろうとたかをくくり詰めずにカウンターのコーナー付近に座る。結局、後客は6人だった。

いつものように「麺とめしは普通盛りで」とお願いする。ビールがすぐ来る。ありがたい。厨房はまだ一人目の注文を作っている途中のようで、これは自分のが出てくるまで、けっこう時間がかかるぞと覚悟する。まあ、ビールがあれば大丈夫なのだが。

前回からトッピング全種類制覇シリーズというのを始めた。これは、私の定番メニューである「特製らーめん」と組み合わせて、このお店のトッピング・メニューを全部食べてやろうというもの。今日は、その2回目だ。
前回のトッピングは「ネギ」だったが、今日は「バター」にした。この順番に意味はない。券売機のトッピングの列のボタンを、左から順に攻めているだけだ。

25分ほどで、特製らーめんが到着。相変わらずどんぶり中央にもやしと豚肉と刻みネギの小山が、こんもりと盛り上がっている。一ヶ月ぶりのその姿にちょっと感激。小山の隣には、一辺が2.5センチはありそうなサイコロ型のバターが、ごろんと転がっている。
何はともあれレンゲでスープをすくって飲む。今日は全体にいつもよりあっさりした感じ。甘さ、脂、コク、いずれもあっさり気味なのだ。偶然だけど今日バターを頼んだのは大正解だったことになる。

そのままスープを飲む。ひたすら飲み続ける。旨いなあ。
しばらくして一息ついたところで、ご飯を口へ運ぶ。ご飯も旨い。それからまたスープ。スープの水面がかなり低下したころ、やっと人心地が付く。
そこで本日の針を確認。最近いつも辛さが多少物足りないのだが、今日は久しぶりでもあるので、卓上の唐辛子の追加はしないことにする。
それから、トッピングのバターは、自然に溶けるのに任せ、あえていっさい手を触れないこととする。混ぜると味が一様になってつまらないからだ。

さてスープを堪能したので、いよいよ麺に取り掛かる。中央のもやしやネギの山を崩して周囲に散らす。そして真ん中付近を掘り返し、下の方から麺を引き出して口へ。熱っ。旨っ。辛っ。
今度はひたすらまん中の穴から麺を食べる。具材はあえてよけて、麺だけを食べ続ける。スープの味も強いけれど、この麺の存在感もかなり強いとあらためて思う。

だんだん辛くなってきて、例によって鼻水をかむのに忙しくなる。しかし、汗はあまり出ない。
麺だけを食べ続けていると、ときおり少しずつ溶け出してきたバターが麺に絡んできて、マイルドかつリッチな風味が加わる。その風味が残る口の中へ、ときどきご飯を入れる。脂とご飯の組み合わせもかなりよい。ご飯が進む。
そろそろこの辺から、もやしや豚肉も麺とあわせて食べることにする。スープと麺と具材たちに、じわじわと溶け出してきたバターが絡んで、何とも言えないぜいたくな気分になる。

後から来た客は、つけ麺だったので私より先に食べ終わって出でていった。ラーメン系は、熱いので時間がかかる。でもその分長く美味しい時間を堪能できるのでうれしい。
じっくりと楽しんでいるうちに、やがてご飯が先になくなり、最後にスープをゆっくりと飲み干して幸せな時間は終わる。満腹&満足だ。
唐辛子の追加投入はしなかったのだが、まあまあ辛かった。しかし、辛さのために我を忘れるというほどではなくて、その点がちょっと残念だ。ごちそうさま。

店を出たあと、五月の晴天の下、千波湖をぶらぶら一回り散歩してから帰った。

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